当初は武装ヨット数隻と小型砲艦1隻のみが存在したコロンビア海軍であったが、1930年代初頭のペルーとの諍いより海軍兵力の増強を画作、ポルトガルに発注された駆逐艦が本級である。しかしながらいままで弱小であった同国海軍は、この2隻さえも持て余し気味であったと言う。当然第二次世界大戦時においても実戦経験もなく、それらしいものはカルダスが行った1944年4月のドイツ潜水艦「U154」のカリブ海よりの締め出し作業くらいであった。両艦とも1960年に除籍、1961年に解体された。 |
艦 名 |
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進 水 |
竣 工 |
除籍または解体等 |
Antioiquia |
アンティオキア |
1933年5月10日 |
1934年2月24日 |
1960年除籍 |
Caldas |
カルダス |
1933年11月18日 |
1934年5月16日 |
1960年除籍 |
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基準排水量 1219t (満載排水量 1563t) |
全 長 98.45m |
幅 9.44m |
吃 水 2.74m |
機 関 2軸 33000HP(パーソンズ式ギアードタービン) |
乗 員 147名 |
速 力 36ノット |
兵 装 12cm砲単装砲×4基、40mm機銃×3門 53.3cm魚雷発射管4連装×2基、機雷20発 |
備 考 燃料搭載量292t |