C6N(中島 艦上偵察機「彩雲」) |
C6N(Nakajima Reconnaissance-plane
"Saiun")<Myrt>
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太平洋戦争が始まってから計画され実用化された唯一の日本軍用機。昭和17年6月に中島飛行機1社特命で発注された。試作1号機は昭和18年5月15日に初飛行し並行して増加試作機19機が製作された。制式化は昭和19年9月で終戦までに398機(軍需省発表によると463機、また398機は試作機別途)が生産された。艦上偵察機といいながらも制式化された時には搭載する空母もなく主に陸上偵察機として使用されたがメジュロ環礁偵察(昭和19年初夏)や343空での偵察活動などの本土近海でのアメリカ海軍機動部隊偵察等に活躍している。
C6N1(11型) |
唯一の生産機で、エンジンは「誉」21型(NK9H)。 |
C6N2またはCT6 |
彩雲改と呼ばれ計画にも数種類有り。1、エンジンを「誉」21型とし燃料噴射装置を付けたもの。2、エンジンを「誉」24型とし「ル212」排気タービンを組み合わせ、プロペラを4枚としたもの。3、エンジンをハ-43とし排気タービンを組み合わせたもの。 |
C6N3 |
「彩雲改」1型(仮称)。エンジンは「誉」24型で乗員は2名、胴体中央部に20mm機銃2挺装備の夜間戦闘機型。未完成。 |
夜間戦闘機「彩雲」 |
「彩雲」11型に20mm2挺を取り付けた応急改造夜間戦闘機。 |
艦上攻撃機「彩雲」 |
計画のみ。 |
木製「彩雲」 |
計画のみ。 |
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発動機 :「誉」21型 空冷星型18気筒 1820HP(離昇)[離昇1990HPの資料有り] |
寸 法 :全幅12.5m、全長11.15m |
重 量 :自重2825kg[2875kgの資料有り]、総重量4450kg[4500kgの資料有り] |
最大速度:635km/6000m[609km/hの資料もある] |
航続距離:4570km(最大)[3080kmの資料有り] |
上昇時間:6000m/7分36秒[6000m/8分9秒の資料有り] |
武 装 :7.7mm機銃×1 |
備 考 :上記性能は11型 |