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正規空母としてのエセックス級の建造に着手したアメリカ海軍は、それら正規空母の他に緊急に空母を増勢させる必要に迫られた。この計画は新たに船体を設計している余裕が無いため、建造が進んでいた「クリーブランド」級軽巡洋艦の船体を使用することで解決、当初の計画通り1943年までに就役、正規空母が枯渇していた太平洋戦域に投入された。このクラスとしては、かなりの成功作でエセックス級と同行し太平洋戦争後半に活躍した。当初は正規空母を示すCVとされたが1943年6月以降は軽空母、即ちCVLとなった。 |
カウペンス Cawpens (CVL25)
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1943年5月28日にニューヨーク造船キャムデン造船所にて竣工。1943年10月5〜6日、ウエーク島攻撃、11月20日にギルバート諸島上陸作戦を支援。1944年2月17日に日本軍の要衝トラック島を攻撃し空母「バンカー・ヒル」と共同して日本海軍軽巡洋艦「那珂」を撃沈した。1944年10月12日に台湾攻撃に参加、同25日にはフィリピン沖海戦に参加。1944年12月18日にフィリピン東方海域にて台風により損傷。1945年3〜5月にはメア・アイランド海軍工廠にてオーバーホール。1945年7月10日より終戦まで日本本土攻撃に参加した。1959年に除籍。 |
モンテレイ Monterey (CVL26)
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1943年6月17日にニューヨーク造船キャムデン造船所にて竣工（軽巡洋艦予定名は「デイトン」）。1943年11月20日ギルバート諸島上陸作戦を支援、同12月8日にナウル攻撃、同25日にカビエン攻撃に参加。1944年2月2日、クエゼリン上陸作戦を支援、ついで17〜18日にトラック島攻撃に参加した。1944年3月30〜31日にパラオ攻撃に参加、同4月22日にはニューギニアのホーランジア上陸作戦を支援したのち、29日にカロリン諸島沖にて日本海軍潜水艦イ174を駆逐艦と共同で撃沈。1944年6月15日にサイパン上陸作戦を支援、同19日にマリアナ沖海戦に参加。1944年10月12〜15日に台湾攻撃に従事、その後25日にフィリピン沖海戦に参加したが12月18日に台風により損傷しアメリカ本土へ帰還し修理を行った。1945年4月15日に九州攻撃、5月よりは沖縄攻撃に参加した。1945年7月10日より日本本土攻撃に参加し終戦を迎えた。1970年に除籍。 |
ラングレイ II Langley (CVL27)
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1943年8月31日にニューヨーク造船キャムデン造船所にて竣工（軽巡洋艦予定名は「ファーゴ」、空母化時の予定名は当初は「クラウン・ポイント」であった）。1944年2月2日マーシャル諸島上陸作戦に参加、同3月30〜31日にパラオを攻撃し在泊艦艇を攻撃し多数を撃破。1944年4月22日にニューギニアのホーランジャ上陸作戦に参加、同29日より5月1日にトラック島攻撃に参加。1944年6月15〜16日にはサイパン上陸作戦支援のため小笠原諸島を攻撃した。1944年9月15日にペリリュー島上陸作戦に参加したあと10月11日よりフィリピンのルソン島各所の日本軍基地に対し攻撃、同12〜15日には台湾攻撃に参加した。1944年10月20日にレイテ湾上陸作戦を支援、25日にフィリピン沖海戦に参加。1945年1月12〜15日にサイゴン、香港、海南島他を空襲、輸送船団や護衛艦艇を多数撃破した。1945年1月21日に日本海軍の自殺機の攻撃を受け損傷。1945年2月19日より硫黄島上陸作戦を支援したあと4月より沖縄上陸作戦に参加、同年5月12〜14日に日本本土への空襲を敢行。戦後はアメリカ軍人の復員輸送に2回従事。1947年1月に予備役。1951年6月にフランスに供与され「ラファイエット
(Lafayette)」と命名、1963年3月に返還され6月に除籍。 |
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基準排水量 ：11000t、満載13000t |
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全 長：189.9m |
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幅 ：最大33.3m |
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吃 水：6.1m |
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機 関：100000HP |
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乗 員：士官159名、下士官兵1410名 |
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速 力：31kt |
兵 装：12.7cm単装両用砲×2基、40mm機銃×18門（ベロー・ウッド以降は26門）
20mm機銃多数。 |
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航 空 機：45機 |
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備 考：カタパルト2基装備。 |
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