日本の駆潜艇
(Japanese Sub-Chaser)

28号型 (No.28 class)
[28号艇、29号艇、30号艇]

15〜17年度計画によって建造された駆潜艇。15年度に12隻、16年度に19隻、17年度に3隻の建造がなされている。基本的に兵装や配置は13号艇と同様で、同艇が保身性にやや不良が見られたため艦尾艦底の形状と構造に改正を施したものであった。13号艇との見かけ上の違いは艦尾が垂直になったことで排水量も460tから442tとなっていた。資料によっては13号艇後期型となっているものもある。

28号艇

[Sub-Chaser No.28]

昭和15年度計画。昭和17年5月15日、日本鋼管鶴見にて竣工。竣工後、連合艦隊付属第32駆潜隊に編入され同6月8日に佐世保を出港、ラバウルまでの船団護衛に従事。昭和17年7月、第8艦隊第7根拠地隊に編入されてラバウルにて船団護衛に従事。昭和17年12月に第1根拠地隊に編入、ショートランドに進出して哨戒や船団護衛に従事、昭和18年3月29日にアメリカ軍機の攻撃を受け損傷し5月に佐世保に帰投、修理を行った。修理終了後5月に第4根拠地隊に編入されてトラック〜ラバウルの船団護衛に従事。昭和19年よりトラック〜サイパンの船団護衛に従事、5月に舞鶴に帰港、修理を行った。昭和19年11月に南西方面艦隊に編入されて台湾〜フィリピン間の船団護衛に従事した。昭和20年2月1日、ルソン島北方のバリンタン水道付近にてアメリカ軍機の攻撃を受け沈没。昭和20年9月30日除籍。


29号艇

[Sub-Chaser No.29]

写真無し

昭和15年度計画。昭和17年4月30日、播磨造船所にて竣工。竣工後、舞鶴鎮守府舞台に編入、同5月15日に連合艦隊付属第32駆潜隊に編入されラバウルに進出し船団護衛に従事。昭和17年10月末、第1根拠地隊に編入されショートランドに進出し船団護衛や哨戒に従事した。昭和18年5月に第4根拠地隊に編入され6月よりトラック〜ラバウル間の船団護衛を行った。昭和19年1月よりトラック〜日本本土間の船団護衛に従事していたが同2月18日にトラック海域にてアメリカ軍機の攻撃を受け沈没。昭和19年3月30日除籍。


30号艇

[Sub-Chaser No.30]

昭和15年度計画。昭和17年5月13日、三井造船玉野造船所にて竣工。竣工後、連合艦隊付属第32駆潜隊に編入され6月にラバウルに進出し船団護衛に従事。昭和17年10月末、第1根拠地隊に編入されショートランドに進出し船団護衛や哨戒に従事した。昭和18年5月に第4根拠地隊に編入され9月よりトラック〜ラバウル間の船団護衛を行った。昭和19年1月よりトラック〜サイパン間の船団護衛に従事、同年5月に横須賀に帰港し修理した。昭和19年7月に横須賀を出港し南西方面にて船団護衛に従事。昭和19年12月24日、ボルネオ北西海域のクチン沖にてアメリカ海軍潜水艦「バーベロ」[Barbero]の雷撃を受け沈没。昭和20年9月30日除籍。

基準排水量:420t
常備排水量:442t
全   長:51m
    6.7m
吃   水:2.63m
主   機:艦本式23号8型ディーゼル機関×2(2軸、1700HP)
乗   員:80名
速   力:16ノット
航続距離 :14ノットで2000浬
兵   装:8cm高角砲×1基、13mm連装機銃×1基、25mm単装機銃×3基、
      94式爆雷投射機×2基、爆雷装填台×2基、爆雷投下軌条2基、爆雷36個、
      93式水中聴音機、3式または93式水中探信儀
備   考:兵装は大戦末期の状態


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