日本の駆潜艇
(Japanese Sub-Chaser)

28号型 (No.28 class)
[34号艇、35号艇、36号艇]

15〜17年度計画によって建造された駆潜艇。15年度に12隻、16年度に19隻、17年度に3隻の建造がなされている。基本的に兵装や配置は13号艇と同様で、同艇が保身性にやや不良が見られたため艦尾艦底の形状と構造に改正を施したものであった。13号艇との見かけ上の違いは艦尾が垂直になったことで排水量も460tから442tとなっていた。資料によっては13号艇後期型となっているものもある。

34号艇

[Sub-Chaser No.34]

写真無し

昭和15年度計画。昭和17年8月31日、播磨造船所にて竣工。竣工後、横須賀防備戦隊に編入され東京湾哨戒に従事。昭和17年12月末に第8艦隊第2根拠地隊に編入されてウエワク方面にて哨戒に従事。翌18年10月に呉にて修理後、再びウエワク方面にて哨戒に従事していた。昭和19年3月に中部太平洋艦隊第30根拠地隊に編入されてパラオ方面にて船団護衛に従事。昭和19年10月には第1南遣艦隊第15特根に編入されてシンガポール方面にて船団護衛に従事していたが、昭和20年3月26日に、アンダマン諸島東方沖にて、イギリス海軍駆逐艦「ソーマレズ」[Saumarez]の攻撃を受け沈没。昭和20年8月10日除籍。


35号艇

[Sub-Chaser No.35]

写真無し

昭和15年度計画。昭和18年2月28日、函館船渠にて竣工。呉防備戦隊に編入され豊後水道にて哨戒に従事。昭和18年5月に第5艦隊付属に編入されて千島方面にて哨戒、船団護衛に従事、同年6月に大湊警備府に編入されて千島方面にて哨戒に従事した。昭和18年8月に第8艦隊第2特根に編入、ウエワク方面の船団護衛に従事、昭和19年3月中部太平洋艦隊第30根拠地隊に編入されてパラオ方面にて船団護衛に従事。中部太平洋艦隊第30根拠地隊に編入されてパラオ方面にて船団護衛に従事。昭和19年5月、第4南遣艦隊第28特根に編入されてダバオ、セブ島方面にて船団護衛に従事、同年7月、第25特根に編入、アンボン方面にて船団護衛に従事。昭和19年10月第1南遣艦隊第15特根に編入されてシンガポール方面にて船団護衛に従事していたが、昭和20年2月23日にフランス領インドシナ南部メコン河河口付近にてアメリカ陸軍機の攻撃を受け沈没。昭和22年5月3日除籍。


36号艇

[Sub-Chaser No.36]

写真無し

昭和15年度計画。昭和17年10月15日、石川島造船所にて竣工。防備戦隊に編入され豊後水道にて哨戒に従事。昭和18年5月に第5艦隊付属に編入されて千島方面にて哨戒、船団護衛に従事、同年6月に大湊警備府に編入されたが千島方面にて船団護衛、哨戒に従事した。昭和18年12月、第3南遣艦隊に編入されてマニラ、オーストラリア北方付近(?)にて船団護衛に従事。昭和19年6月「渾作戦」輸送船団護衛に従事、ついでタラカン、ザンボアンガ、マニラ方面にて船団護衛に従事。昭和19年11月14日にコロン湾にてアメリカ軍機の攻撃を受け損傷、マニラへ回航。昭和19年11月19日マニラを出港したがスービック湾にて「西安丸」を救援中にアメリカ軍機の攻撃を受け沈没した。昭和20年1月10日除籍。

基準排水量:420t
常備排水量:442t
全   長:51m
    6.7m
吃   水:2.63m
主   機:艦本式23号8型ディーゼル機関×2(2軸、1700HP)
乗   員:80名
速   力:16ノット
航続距離 :14ノットで2000浬
兵   装:8cm高角砲×1基、13mm連装機銃×1基、25mm単装機銃×3基、
      94式爆雷投射機×2基、爆雷装填台×2基、爆雷投下軌条2基、爆雷36個、
      93式水中聴音機、3式または93式水中探信儀
備   考:兵装は大戦末期の状態


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