日本の駆潜艇
(Japanese Navalvessels)

13号型
[16号艇、17号艇、18号艇]

14年度計画によって誕生した駆潜艇で過去の駆潜艇が量産性を考慮に入れず、設計されていたのに比べ、本艦は有事下の量産性の向上が大きな条件とされていた。エンジンは商船用として実績のあった艦本式23号8型ディーゼルが装備され低速は忍ぶところとなり、また商船式の厚板材を使用し構造の簡易化を進め工程の節約を行っていた。後述の28号型も基本的には、この13号艇に準じた設計で多少の簡易化を進めたものである。

16号艇

昭和14年度計画。昭和16年4月5日、日本鋼管鶴見造船にて竣工。開戦時、第2根拠地隊に属しリンガエン、バリックパパン攻略作戦に参加。昭和17年5月1日に連合艦隊付属第21駆潜隊に編入されてミッドウエー海戦に参加。昭和17年7月14日、第8根拠地隊に編入され同年8月にラバウルに進出、この方面の船団護衛に従事。昭和19年4月、横須賀に帰投し整備修理、同年6月より父島方面への船団護衛に従事していたが、7月4日に父島北西にてアメリカ海軍艦載機の攻撃を受け沈没(資料によって父島の二見港)。昭和19年9月10日除籍。


17号艇

写真無し

昭和15年度計画。昭和16年7月31日、東京石川島造船所にて竣工。開戦時、第2根拠地隊に属しリンガエン上陸護衛作戦、ジャワ攻略作戦の船団護衛に参加。昭和17年5月1日に連合艦隊付属第21駆潜隊に編入されてミッドウエー海戦に参加。昭和17年7月14日、第8根拠地隊に編入され同年8月にラバウルに進出、この方面の船団護衛及びキゾ攻略作戦に参加。昭和19年1月までラバウル、パラオ方面にて船団護衛に従事。昭和19年2月に第5根拠地隊に編入されてサイパン〜本土間の輸送に従事。昭和19年4月に沖縄根拠地隊に編入されて沖縄方面にて輸送作戦に従事。昭和19年7月に再び連合艦隊に編入されて船団を護衛してフィリピンに進出、レイテ輸送作戦に参加。その後は中国方面にて船団護衛を行っていたが昭和20年4月28日にアメリカ海軍潜水艦「スプリンガー」の雷撃を受け五島列島付近にて沈没。昭和20年5月25日除籍。


18号艇

昭和15年度計画。昭和16年7月31日、日本鋼管鶴見造船所にて竣工。開戦時、17号艇と同行動で第2根拠地隊に属しリンガエン上陸護衛作戦、ジャワ攻略作戦の船団護衛に参加。昭和17年5月1日に連合艦隊付属第21駆潜隊に編入されてミッドウエー海戦に参加。昭和17年7月14日、第8根拠地隊に編入され同年8月にラバウルに進出、この方面の船団護衛及びキゾ攻略作戦に参加。昭和19年2月に第5根拠地隊に編入されてサイパン〜本土間の輸送に従事。昭和19年4月に横須賀帰投、同年6月まで整備修理を行い続いて父島方面の船団護衛を行った。昭和19年7月に再び連合艦隊に編入されて船団を護衛してフィリピンに進出、レイテ輸送作戦に参加。昭和19年12月30日にルソン島サンチアゴ沖にてアメリカ海軍艦載機の攻撃を受け沈没。昭和20年3月10日除籍。

基準排水量:438t
常備排水量:460t
全   長:51m
    6.7m
吃   水:2.75m
主   機:艦本式22号8型ディーゼル機関×2(2軸、1700HP)
乗   員:68名
速   力:16ノット
航続距離 :14ノットで2000浬
兵   装:8cm高角砲×1基、13mm連装機銃×1基、25mm単装機銃×3基、
      94式爆雷投射機×2基、爆雷装填台×2基、爆雷投下軌条2基、爆雷36個、
      93式水中聴音機、3式または93式水中探信儀
備   考:兵装は大戦末期の状態


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