日本の駆潜艇
(Japanese Sub-Chaser)

13号型
[22号艇、23号艇、24号艇]

14年度計画によって誕生した駆潜艇で過去の駆潜艇が量産性を考慮に入れず、設計されていたのに比べ、本艦は有事下の量産性の向上が大きな条件とされていた。エンジンは商船用として実績のあった艦本式23号8型ディーゼルが装備され低速は忍ぶところとなり、また商船式の厚板材を使用し構造の簡易化を進め工程の節約を行っていた。後述の28号型も基本的には、この13号艇に準じた設計で多少の簡易化を進めたものである。

22号艇

(Sub-Chaser No.22)

昭和15年度計画。昭和16年10月12日、三菱重工横浜にて竣工。開戦時は横須賀鎮守府部隊にあり東京湾にて哨戒に従事。昭和17年3月より尾鷲方面へ移動し哨戒活動、4月より東京湾へ戻り哨戒に従事。昭和17年5月に連合艦隊付属第23駆潜隊に編入され、同年6月にガダルカナル島へ第11、13設営隊を護衛して進出。昭和17年7月に第7根拠地隊に編入されラバウルを基地としてソロモン方面の船団護衛に従事した。昭和18年9月14日、ニューアイルランド島付近にてアメリカ軍機の攻撃を受け損傷。昭和19年2月19日、ニューアイルランド島ステフェン水道南口にてアメリカ軍機20数機の攻撃を受け沈没。昭和19年3月31日除籍。


23号艇

(Sub-Chaser No.23)

昭和15年度計画。昭和16年11月15日、播磨造船所にて竣工。開戦時は横須賀鎮守府部隊にあり東京湾にて哨戒に従事。昭和17年5月に連合艦隊付属第23駆潜隊に編入され、同年6月にガダルカナル島へ第11、13設営隊を護衛して進出。昭和17年7月に第7根拠地隊に編入されラバウルを基地としてソロモン方面の船団護衛に従事した。昭和18年10月18日、ラバウルにてアメリカ軍機の空襲を受け艦首付近切断の被害を受け大破、応急処置後、船団護衛を行い昭和19年2月25日釜山に帰投、同年5月まで修理。昭和19年5月第3南遣艦隊に編入されてマニラ方面への船団護衛に従事。昭和19年8月に連合艦隊付属第21駆潜隊に編入され高雄、上海、フィリピン方面、本土への船団護衛に従事。昭和20年2月、支那方面艦隊に配属され上海方面の船団護衛に従事、終戦を青島にて迎えた。昭和20年10月15日除籍、同年12月10日に特別輸送艦に指定、昭和23年解体。


24号艇

(Sub-Chaser No.24)

写真無し

昭和15年度計画。昭和16年12月20日、大阪鉄工桜島造船所にて竣工。横須賀鎮守府に編入され東京湾、伊豆、伊勢方面での哨戒に従事。昭和17年5月に連合艦隊付属第23駆潜隊に編入され、同年6月にガダルカナル島へ第11、13設営隊を護衛して進出。昭和17年7月に第7根拠地隊に編入されラバウルを基地としてソロモン方面の船団護衛に従事した。昭和18年よりラバウル、パラオ方面への船団護衛に従事。昭和19年2月17日にトラックを出航して船団護衛中、アメリカ海軍駆逐艦「バーンズ」の攻撃を受け沈没。昭和19年4月30日除籍。

基準排水量:438t
常備排水量:460t
全   長:51m
    6.7m
吃   水:2.75m
主   機:艦本式23号8型ディーゼル機関×2(2軸、1700HP)
乗   員:68名
速   力:16ノット
航続距離 :14ノットで2000浬
兵   装:8cm高角砲×1基、13mm連装機銃×1基、25mm単装機銃×3基、
      94式爆雷投射機×2基、爆雷装填台×2基、爆雷投下軌条2基、爆雷36個、
      93式水中聴音機、3式または93式水中探信儀
備   考:兵装は大戦末期の状態


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