MXY7(空技廠「桜花」)

MXY7(Kugisho Special Attacker"Ohka")<Baka>

昭和19年に405空付きであった太田少尉が提案(G4M系より投下される有人火薬ロケット搭載滑空爆弾)したものを空技廠が採用したもの。検討の結果、「極力小型で入手が容易な材料を使用し、生産容易なこと。搭載量の80%は爆弾重量とし種類は徹甲弾。出来るだけ高速とする」などが決定され昭和19年9月に仮称「桜花11型」が完成。母機はG4M系、機首に1200kgの徹甲爆弾が搭載され確実を期す為、5個の信管を装着していた。また滑空時の速力は370〜470km/h程度であったが尾部に装備した四式一号二十型火薬ロケット3基に点火した場合648km/hの速度が出た。昭和19年10月の無人機の離脱試験、ダミー機での有人滑空試験に成功、11月の起爆試験にも成功した為、第一航空廠、日飛、富士によって生産が開始され、平行して部隊訓練も開始された。MXY7の初陣は昭和20年3月21日の九州南東海域における「神雷隊」によるアメリカ機動部隊への攻撃であったが失敗に終わっている。即ち、この時、G4Mに搭載された16機(G4Mは18機)の桜花は30機の戦闘機に護衛され機動部隊に肉薄したが射程に入る前に全機が撃墜された。この後は少数機による攻撃に切り替えられた。桜花には以下のような型式があった。
仮称桜花練習用滑空機 訓練用で、爆弾やロケットを省略。着陸用のソリとフラップを追加。
桜花11型 唯一実戦に参加した機体。上記説明参照。
桜花21型 母機をG4MよりP1Yに変更、それに伴い爆弾搭載量を600kgとしたもの。試作のみ。
桜花22型 P1Yを母機としたもので爆弾は21型と同じ。エンジンをピストンエンジンにて圧縮するタイプのジェットエンジン「ツ11」に変更し射程の延長を図ったもの。別に緊急用に火薬ロケット1基搭載。試作のみ。
桜花33型 エンジンをネ20ターボジェットに換装したもので爆弾は800〜900kg。射程も270km程度に伸びていた。母機はG8N。試作のみ。
桜花43甲型 33型を潜水艦より発射できるようにしたもの。試作のみ。
桜花43乙型 陸上基地よりカタパルト発射出来るようにしたもの。33型より先に製作が進められており、愛知、第22空廠にて生産が開始されたがエンジン製作(ネ20)が遅れていた為、飛行は行われていない。
桜花53型 33型を飛行機曳航用としたもので、翼が延長されていた(突入時に先端部を切り離し従来の大きさになる)。未完成。
桜花43型練習機 仮称桜花練習用滑空機を複座にし胴体後部にロケット1基を搭載。カタパルト発進訓練用。昭和20年6月に射出実験成功。
発動機 :四式一号二十型火薬ロケット3基 推力800kg
寸 法 :全幅5.12m、全長6.07m
重 量 :自重440kg、総重量2140kg
最大速度:648km/-m(930km/hの資料もある)
航続距離:37km(高度3050mより投下)
上昇時間:-m/-分-秒
武 装 :爆弾1200Kg×1
備 考 :上記性能は11型


M6A1(愛知 特殊攻撃機「晴嵐」)

M6A1(Aichi Experimental Attack Bomber"Seiran")

日本海軍潜水艦「伊400型」に搭載するために製作されたもの。当初はフロート無しのカタパルト発射とされ「南山」と呼ばれた(この呼び方は難産に繋がると言う理由からほとんど使用されず「晴嵐改」と呼ばれている)がフロート付きとされ「晴嵐」となった。各部の折りたたみ機構に重点がおかれ主翼は翼付け根で後桁上面の蝶番を軸として90度回転して折りたたむ方式が採られており、それもこの操作はピン1本抜くことによって総時間7分程度で完了できるようになっていた。試作1号機が昭和18年11月に完成、遅れていた「伊400型」も完成し昭和20年7月にウルシー泊地攻撃に向かったが途中で終戦となった。総生産28機。たしかに構想上は「伊400型」との組み合わせで敵重要部を隠密裏(航行時はほとんど浮上してたが)に攻撃できるすばらしいものであったが、たかが10機程度の攻撃でどの程度の戦果があがったのか疑問がのこる。
発動機 :熱田32型 水冷V型12気筒 離昇1400HP
寸 法 :全幅12.26m、全長10.64m
重 量 :自重2310kg、総重量4032kg
最大速度:470km/4000m
航続距離:610km〜830km
上昇時間:5000m/8分09秒
武 装 :13mm機銃×1、爆弾800Kg×1
備 考 :-


- (中島 特殊攻撃機「橘花」)

- (Nakajima Special Attack Bomber"Kikka")

日本最初のジェット機。昭和19年8月に海軍より中島飛行機へ「皇国二号兵器」として試作命令が出された。当初は「近距離ニ接近シ来レル敵艦船ヲ攻撃スルニ適シ且ツ多量生産ニ適スル陸上攻撃機」とされ(特攻、体当たりと言う記述は無いので当初は特攻機では無かったと思われる)、エンジンはネ12(TR12)、500kg爆弾搭載で最大速度510km/h、航続距離204kmの目標であったが昭和20年3月26日にネ12より強力なネ20が完成し計画が変更された。昭和20年6月25日に試作1号機が完成。その後、地上試験を経て昭和20年8月7日に初飛行(時速333kmまで加速)、同11日に2回目の飛行を行う予定であったが離陸失敗により損傷し、そのまま終戦を迎えた。計画のみであったが複座の高速偵察機、練習機(試作6〜10号機がこれにあたる)、推力向上の迎撃戦闘機型、カタパルト射出型の予定があった。
発動機 :ネ20 ターボジェット 推力475kg×2
寸 法 :全幅10m、全長9.125m
重 量 :自重2300kg、総重量3549kg
最大速度:622km/6000m(計画値)
航続距離:611km(計画値)
上昇時間:6000m/12分16秒(計画値)
武 装 :爆弾500kg×2または800kg×1
備 考 :●主輪はA6M系、前輪はP1Yのものを使用。   


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