N1K1-J及び2-J(川西 局地戦闘機「紫電」)

N1K1-J&K2-J(Kawanishi Intercepter Fighter "Shiden")<George>

水上戦闘機N1K1(強風)より発達した迎撃戦闘機で、昭和17年より仮称1号局地戦闘機として開発が行われた機体。昭和17年12月31日に試作機が初飛行したがエンジン[ハ45系列]のトラブル、VDMライセンスプロペラの不調、中翼式による主脚の不調がかさなった。しかし事実上当時の同国海軍には他にアメリカ軍戦闘機に対抗できる機体もなかった為、改修を繰り返しながら生産された(制式化は昭和19年10月)。K2-Jは、脚不調の原因であった中翼を低翼とし胴体を再設計したもので試作機が昭和18年末に完成、昭和20年1月に制式採用されたもの。当時の日本戦闘機としては防弾設備やエンジン出力、自動フラップなど見るべき点は多く本機を採用した一部の部隊が勇戦(あくまでも日本軍発表であるが)しているが、世界レベルでのこととなるとカタログデータでさえも連合軍主力戦闘機群に劣り設計的に見ても一流レベルとはなっていない。生産はN1K1-Jが1007機、N1K2-Jが約450機であった。N1K-J系列には以下のような型式があった。

N1K1-J(紫電11型)

昭和19年10月に制式採用。エンジンは「誉」21型、武装は97式7.7mm機銃を胴体上方に2門、両翼内に99式20mm機銃1号3型が各2門(その内2門は翼下にゴンドラを付け装備)。生産は昭和19年8月までに300機。

N1K1-Ja(紫電11甲型)

昭和19年11月に制式採用。主翼の20mm機銃を銃身が長く初速を増した99式20mm機銃2号3型とし、胴体の97式7.7mm機銃を廃止したもの。生産は昭和19年11月までに約500機。

N1K1-Jb(紫電11乙型)

N1K1-Ja(紫電11甲型)の武装を更に高性能な99式20mm機銃2号4型(ベルト給弾方式)とし、ゴンドラ配置を止めて全て翼内装備とし、爆弾も250kg2発を搭載出来るようにしたもの。昭和19年12月より生産が始まったがK2-Jの生産が決まったため200機の生産に留まった。

N1K1-Jc(紫電11丙型) N1K1-Jbの爆弾搭載を60〜250kg4発まで搭載出来るようにしたもの。
N1K2-J(紫電21型)

N1K1-Jの胴体のリファインと低翼への変更を行ったもので、全体的にほぼ新設計に近い。

N1K2-Ja(紫電21甲型)

主翼の爆弾懸架装置を97式甲型改1とし垂直安定板の面積を減少したもの。

N1K3-J(紫電31型)

N1K2-Jaのエンジン取り付け架を150mm前方に伸ばして、機首上部に3式13mm機銃2挺を装備したもの。昭和20年2月より生産。

N1K4-J(紫電32型) N1K3-Jのエンジンを低圧燃料噴射式の「誉」23型としたもので2機が試作された。
N1K5-J(紫電25型) エンジンを「誉」系列より三菱製「ハ43/11」に変更したもの。完成直前に被爆し生産には入らなかった。
N1K3-A(試製紫電改二) N1K3-J(紫電31型)に空母搭載用の装備を装着したもので航空母艦「信濃」にて着艦テスト。試作のみ。
N1K4-A(試製紫電改四) N1K4-J(紫電32型)に空母搭載用の装備を装着したもの。試作機。
N1K2-K(仮称紫電練習機) N1K2-J(紫電21型)の複座練習機型。試作のみ。
「誉」44型搭載型 計画のみ。
鋼製紫電改 アルミ合金不足から鋼製としたもの。計画のみ。

発動機 :「誉」21型 空冷星型18気筒 2000HP(離昇)
寸 法 :全幅11.99m、全長9.346m
重 量 :自重2660kg、総重量4200kg
最大速度:594km/5600m
航続距離:2392km(最大)
上昇時間:6000m/7分22秒
武 装 :20mm×4
備 考 :上記性能はN1K2-J(紫電21型)


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