N1K1-J(紫電11型) |
昭和19年10月に制式採用。エンジンは「誉」21型、武装は97式7.7mm機銃を胴体上方に2門、両翼内に99式20mm機銃1号3型が各2門(その内2門は翼下にゴンドラを付け装備)。生産は昭和19年8月までに300機。 |
N1K1-Ja(紫電11甲型) |
昭和19年11月に制式採用。主翼の20mm機銃を銃身が長く初速を増した99式20mm機銃2号3型とし、胴体の97式7.7mm機銃を廃止したもの。生産は昭和19年11月までに約500機。 |
N1K1-Jb(紫電11乙型) |
N1K1-Ja(紫電11甲型)の武装を更に高性能な99式20mm機銃2号4型(ベルト給弾方式)とし、ゴンドラ配置を止めて全て翼内装備とし、爆弾も250kg2発を搭載出来るようにしたもの。昭和19年12月より生産が始まったがK2-Jの生産が決まったため200機の生産に留まった。 |
N1K1-Jc(紫電11丙型) |
N1K1-Jbの爆弾搭載を60〜250kg4発まで搭載出来るようにしたもの。 |
N1K2-J(紫電21型) |
N1K1-Jの胴体のリファインと低翼への変更を行ったもので、全体的にほぼ新設計に近い。 |
N1K2-Ja(紫電21甲型) |
主翼の爆弾懸架装置を97式甲型改1とし垂直安定板の面積を減少したもの。 |
N1K3-J(紫電31型) |
N1K2-Jaのエンジン取り付け架を150mm前方に伸ばして、機首上部に3式13mm機銃2挺を装備したもの。昭和20年2月より生産。 |
N1K4-J(紫電32型) |
N1K3-Jのエンジンを低圧燃料噴射式の「誉」23型としたもので2機が試作された。 |
N1K5-J(紫電25型) |
エンジンを「誉」系列より三菱製「ハ43/11」に変更したもの。完成直前に被爆し生産には入らなかった。 |
N1K3-A(試製紫電改二) |
N1K3-J(紫電31型)に空母搭載用の装備を装着したもので航空母艦「信濃」にて着艦テスト。試作のみ。 |
N1K4-A(試製紫電改四) |
N1K4-J(紫電32型)に空母搭載用の装備を装着したもの。試作機。 |
N1K2-K(仮称紫電練習機) |
N1K2-J(紫電21型)の複座練習機型。試作のみ。 |
「誉」44型搭載型 |
計画のみ。 |
鋼製紫電改 |
アルミ合金不足から鋼製としたもの。計画のみ。 |