6輪装甲車輌 Sd Kfz 231、232、263

6-Wheeled Armored Cars Sd.Kfz 231,232,263

1920年代に製作された重装甲車は専用シャシを含め高価格であることから、コストダウンを図って市販車(6×4)トラックをベースとした別の装甲車の開発が始められた。製作は同様なトラックを生産していたダイムラー・ベンツ社、ビュシング社、マギルス車によって行われ装甲ボディはキールのドイッチェ・ヴェルケ社のものを使用、砲塔はラインメタル社が開発を行った。シャシはダイムラー・ベンツ社がG3、マギルス社はM206、ビュッシング社はG31と呼ばれるものを使用し各社ホイルベースに差があり、ボディも一部工程により変わっている、また搭載されたエンジンも違う。試作車完成はダイムラー・ベンツが1931年、ビュッシング社が1933年、マギルス社は1934年であった。しかしながら走行形態が6輪ながら後方4輪駆動であったため、悪路走破能力が欠如していたという。また生産会社による違いはあったが、名称はSd.Kfz 231,232,263に統一されていた。


3社車輌の簡単な見分け方として1、ホイルベースの違い 2、装甲ボディの一部相違があるので、一部を紹介しておく。


↑各社車体のホイルベースの長さ


↑フロントグリルの違い。上記よりダイムラーベンツ社、ビュッシングNAG社、マギルス社。

また、マフラーの位置も識別点となっており、ビュッシングNAG社、マギルス社の車体はシャシの最前部に横置きに取り付けられており、ダイムラー・ベンツ社の車体はシャシ中央部の右横に取り付けられていた。

エンジンは各社とも違い、ダイムラーベンツ社が「M09 水冷直列6気筒ガソリン、排気量3663L、出力65HP」、ビュッシング社製は「Type G 水冷直列4気筒ガソリン、排気量3920L、出力60HP」、マギルス社製は「S88、水冷直列6気筒ガソリン、排気量4562L、出力70HP」であった。

Sd.Kfz 231
ベース車輌。Sd Kfz 232と合わせて123輌が1932年〜1937年に生産された。

Sd.Kfz 232
通信車タイプでSd Kfz 231との外見の違いは車体後部に固定され車体中部にまで延長されたアンテナにある。

Sd.Kfz 263
指揮官用車輌で、上記Sd Kfz 232によく似ていたが砲塔は固定、武装はMG13が1挺のみ。乗員は1名増えて5名となっていた。生産は1932〜1937年に28輌。

重  量:5.35〜6t(各形式による)
乗  員:4〜5名(各形式による)
武  装:2cm KwK30/L55×1、7.92mmMG13×1(各形式による)
装  甲:基本的に8mm、車体・砲塔上部は5mm
エンジン: 各社にて異なり
●ダイムラーベンツ社が「M09 水冷直列6気筒ガソリン、排気量3663L、出力65HP」
●ビュッシング社製は「Type G 水冷直列4気筒ガソリン、排気量3920L、出力60HP」
●マギルス社製は「S88、水冷直列6気筒ガソリン、排気量4562L、出力70HP」
速  度:路上60〜70km/h
航続距離:路上200km
無  線:Fug Spr Ger"a"
寸  法:全長5570mm×全幅1820mm×高さ2250mm(形式による)
備  考:-


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