1943年9月から生産された最初のタイプ。試作軽戦車レオパルトに搭載予定であった60口径5cmKwK39/1を砲塔に搭載していた。この砲は威力的には当時のソ連主力戦車群に対抗するのは既に無理と判断されたが強行偵察には十分であった。また航続距離も1000kmに及び、Sd.kfz.231シリーズの270kmからかなり強化されていた。生産は1944年9月までに101輌。

型番ではSd Kfz 234/2の前だが、これに比較して生産が容易であったため1944年6月より生産に入った車体。Sd Kfz 234/2と同様の車体に2cmKwK38（380発）とMG42（2400発）を装備した六角型のオープントップ砲塔を搭載している。生産は1945年1月までに200輌がなされ、数の上からは一番多い。

Sd Kfz 233と同様の用途の車輌でSd Kfz 234/2の威力不足が指摘されてため製作された車輌。ヒトラーの要求に応じたものと言われる。本車は砲塔を取り払い、オープントップとした車体前部に7.5cm24口径K51またはK51/I（55発）とMG42（1980発）を装備したもの。1944年6月〜11月に88輌が生産された。

Sd Kfz 234シリーズの最終型でヒトラー直々の命令により生産された車輌。オープントップの車体に75mmPak40を搭載したもの。1944年11月〜1945年3月までに89輌が生産された。