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| 終戦時はぼ完成状態にあったイタリア海軍唯一の空母である。緒戦の戦訓からイタリア海軍は有効な艦隊航空兵力は空母の整備によってのみ得られると認識し，当初は補助空母への改造を予定して取得したイタリア・ライン客船ロ−マを本格的空母とすることに決定，41年秋に着工した。上構を撤去し，下部を格納庫としたほぼ全長にわたる飛行甲板を設け，バルジを新設し，主機を換装するなどの大規様な工事で，休戦時は海上運転に入る段階であったが，ドイツ側に使用されるのを防ぐため主要部が破壊され，ドイツが入手後も完成に至らず，45年4月連合軍側により沈められた。なお2隻目の空母スパルヴィエロも同じくイタリア・ライン客船アウグスツスを母体に改造されていたが，工事半ばに休戦となり，ドイツ軍に接収され44年沈められた。 |
| アキラ（旧ローマ） 1926年竣工 1945年沈没 |
| 基準排水量 23350トン |
| 全長 232.5m |
| 幅 29.4m，最大30.05m |
| 吃水 7.31m |
| 主機 蒸気タービン，4軸（140000馬力） |
| 乗員 1165名＋航空要員243名 |
| 速力 30ノット |
| 兵装 13.5cm単装砲8基，6.5cm単装高角砲12基．20mm機銃82門 |
| 搭載横数 36機，最大51機 |
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