カルロ.ベローチェ 33 軽戦車(L3)

1931〜1932年にアンサルド社が開発した軽車輛で前出の「カルロ.ベローチェ29」に酷似していた。1933年に1300輛の大量発注が行われた(その後追加。1935年まで生産)。軽戦車としてだけでなく飛行機牽引車や弾薬牽引車としても使用され、どちらかといえば多目的装甲車輛といったところであった。非常に簡素で車体には砲塔もなく機関銃を上部構造物に搭載(機関銃は当初6.5mmのFiat製14型を搭載していたが1935年からはブレダ製[Fiat製の記述もあるが不明]の8mm機関銃に交換されていた)、構造もボルト止めとリベットで組み立てられていた。
重  量:3.15t (3.2tの資料有り)
乗  員:2名
武  装:6.5〜8mm機関銃(ブレダ38またはフィアット35)×1〜2または無し
装  甲:5mm〜15mm(6mm〜14mmの資料有り)
エンジン:フィアットCV3-005直列4気筒ガソリンエンジン(43HP)
速  度:路上42km/h、不整地15km/h
航続距離:120km
無  線:無し
寸  法:全長3170mm×全幅1423mm×高さ1295mm(3200×1400×1280の資料有り)
備  考:生産はFiat-Ansaldo


カルロ.ベローチェ 33/II 軽戦車(非公式にCV35)

上記、カルロ.ベローチェ 33 軽戦車の発展型で車体全体がボルト接合で組み立てられ(一部溶接構造となったと言うが不明)、連装のブレダ8mm機関銃(Fiat製の記述もあるが不明)を装備していた。また後期生産型では車体前部の観測窓の形が変更されていた。
性能は基本的にカルロ.ベローチェ 33 軽戦車と同じ。


CVフィアット.アンサルド L38 軽戦車

これも上記、カルロ.ベローチェ 33 軽戦車の発展型で1937年〜1938年にかけて改良されたもの。改良点はサスペンションの強化、新型履帯の装備、ブレダ製機関銃の装備(それ以前にブレダ製だったとの資料もある)であった。カルロ.ベローチェ 33の残存車輛もこの形式に改められ、派生型も多い。また1940年以降、一部の車輛には上記写真のようにソロターン20mm対戦車銃を装備し対装甲能力を持っていた。
性能は基本的にカルロ.ベローチェ 33 軽戦車と同じ。


〜カルロ.ベローチェ33系列についての補足〜

この他に「火炎放射器付きタイプ」(L35/LfまたはL3-35Lf)、指揮 通信車(CV33 L35/r)回収型、対空戦車型、無線操縦爆破型等の派生型がありました。

また、イタリア以外にアフガニスタン(1936〜)、アルバニア(1938〜)、オーストリア(1935〜)、ボリビア(1937〜)、ブラジル(1938〜)、ブルガリア(1936〜)、中国(1936〜)、ハンガリー(1934〜)、イラク(1936〜)、スペイン国民党軍(1936〜)に輸出されています。


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