9ミリルガーP08

9mm P08

ベルリンのDWMドイツ火器弾薬会社の技師ゲオルグ.ルガーは、1883年にヒューゴ.ボチャードが発表した関節式閉鎖機構を持つ7.5mm自動拳銃を基礎に、1889年新しいタイプの7.65mm中型拳銃を設計した。これがルガー自動拳銃の最初のタイプで、モデル1900とよばれた。この拳銃の製造にあたったDWM社は、電信信号をラテン語のPAREBELLUM(戦いに備えよの意味)を使用していたことから、当初はパラべラムM1900拳銃、そしてルガーが設計した弾丸も7.65mmパラべラム(30ルガー)と呼ばれていた。ついで9mmパラべラム弾用のモデル1902がつくられ、その改良タイプの1904がドイツ海軍の艦内装備拳銃として採用された。そして内部機構に改良を施したタイプ1906がつくられドイツ海軍、オランダ、ポルトガル、ブルガリア、ロシアなど各国の軍用拳銃として採用されている(一般用としてはアメリカ、スイスにも販売)。最終型としてモデル1908が開発され、これがP08でありドイツ陸軍に採用、1942年に生産が中止されるまで使用された。もっともP38の生産が開始されても相当数が存命であり一線兵器として使用されている。
口径:9mm、全長:223mm、銃身長:102mm、重量:850グラム、装弾数:8発


9ミリルガーP08/14アーティラリー

9mm P08/14'Artillerie'

1914年に砲兵や機関銃手の個人携帯火器として採用になったルガー長銃身モデルで200mmの銃身基部に可動式照尺を付け木製板状の肩当てをつけたものである。また8発の弾倉に変わって32発を収納できるスネイル(かたつむり)弾倉を取り付けて使用された。ほかに珍しい改良型にドイツ空軍が対空射撃部隊のオートバイ伝令用に開発させた40.6cm銃身のタイプもあり、これは口径は7.62mmであった。
口径:9mm、全長:313mm、銃身長:192mm、重量:1059グラム、装弾数:8(32)発


ワルサーP38

9mm P38

ルガーP08は、作動もスムーズで命中精度も良く優れた拳銃であったが、1930年代のドイツ陸軍最高司令部はルガーより安価で量産ができダブルアクション機構をもつ新型の自動拳銃を採用するべく、国内のメーカーに要求した。これに答えたワルサー社は、PP、PPKで好評をえたダブルアクションシステムを採用していたコマーシャルモデルのモデルHPを提出、改良の結果モデルP38が1938年に制式採用された。製造工程はP08の1/3以下、コストも安く押さえられている。またカールワルサー社のみならず、モーゼル.スプリーベルク社でも生産が行われ、広くドイツ陸軍に装備されている。少数だが銃身を切り詰めたタイプも作られ、武装親衛隊や秘密警察に使用された。
口径:9mm、全長:218mm、銃身長:125mm、重量:963グラム、給弾方式:-


モーゼル1896ミリタリー

Mauser M1896

1871年に世界初のボルトアクション式軍用小銃を開発したピーター.パウル.モーゼルが自動拳銃の分野に目を付け1896年に完成した7.63mm自動拳銃で引き金の前に弾倉を持ち、ここにボルトネックタイプの7.63mmモーゼル実包10発を装填できる。そのほか弾倉の違いによって6発、12発、銃身長の違うタイプが作られたがコスト高のためドイツ陸軍には採用されなかった。しかし輸出モデルとして成功し、トルコ陸軍、イタリア海軍、ロシア、中華民国、南アメリカ、中近東諸国の陸軍などに採用され、中でも中華民国ではライセンス生産も行われていた。第二次大戦中もドイツでは制式拳銃ではなかったが、それに準じた扱いを受け、後方部隊を主に使用されている。
口径:7.63mm、全長:290mm、銃身長:140mm、重量:1100グラム、装弾数:6、10、20発


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