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3.7センチPakの後継として1938年にラインメタル社で設計された対戦車砲。生産計画の遅れからフランス戦役には間に合わなかったが1941年より最優先で生産配備された。しかし、配備となってからすぐ、当時の戦車には威力不足であることが露呈し、さらに後継の75mmPak40に主役を譲った。機構的には優れた砲で、以後の大口径砲も、この砲に範をとって開発されている。 |
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5センチ対戦車砲の開発が終了した1939年、軍は、この対戦車砲が旧式化した時の次期タイプとしてより強力な砲を計画した。ラインメタルとクルップ両社に試作命令がだされ、前者は5センチPak40のスケールアップ版(Pak40)を、後者はゲルリッヒ方式の砲(Pak40)を完成し両方とも採用されている。大量生産されたのはPak40で、東部戦線でT-34に苦しむドイツ将兵の強い味方となった。1944年以降は88ミリクラスに主役を譲ったが、大戦終了まで強力な対戦車兵器であった。 |
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前記した40型と同じときに採用になったゲルリッヒ式の対戦車砲。Pak40が大量生産されたのにくらべて、わずか150門ほどしか生産されなかった。理由は、ゲルリッヒ砲全てに言えることだが、砲身命数が極端に少ない点(400発で交換)と、使用資材(タングステンカーバイトとモリブデン鋼)の不足であった。 |
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1941年6月、ソ連に侵攻したドイツ軍は早速T-34などの戦車に苦しんでいた。大型対戦車砲の数も不足していたため応急処置としてフランスで捕獲した1897年型を改良、5cmPak38の砲架を使用しマズルブレーキを装着し97/38として配備した。しかし、砲弾の不足、発射速度の遅さにより早々に姿を消している。 |
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