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ドイツは再軍備の一環として新型マシンピストルMP38を開発したが、更に戦略物資の節約と工程の簡略化をすすめるためMP40を開発した。性能は、MP38と変わらないが、外観上の違いとして尾筒上面に刻まれていた溝がプレス加工によって無くなったことと、弾倉装着部にあった丸い穴が無くなったことが上げられる。 |
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上記のMP38を更に改良したタイプで、主な改良は撃発装置に安全性を増加させ、弾倉装着部にプレス加工による4本の凹凸をもうけたことである。安全機構はボルト後方にあるメインスプリングをボルト後退状態にしておく際に安全に固定させておくようにしたもので、仮に銃を落としても衝撃によってボルトが前進しないようにしたものであった。また装填ハンドルにも尾筒の安全切り込みに完全に噛み合うようにスプリングが入れられた。1940〜1944年の間に約105万挺もの生産が行われ全戦線に広く用いられている。性能は上記MP38と同じ。 |
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1944年、ドイツ陸軍はモーゼル社に対して、イギリス軍制式サブマシンガンのステンMK2のコピーを25000挺発注した。発注意図は連合軍兵士に変装したドイツ軍兵士の後方撹乱に使用する為だと伝えられているが、銃身以外パイプとプレス加工でできる生産簡易性を買われ、兵器不足のドイツ軍に本格的に配備させることが主な目的であったようだ。しかし後方撹乱用の意図もあったようで、一部にはイギリスエンフィールドの刻印までコピーしたものまであったと言う。 |
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ドイツはイギリスのステンMK2の有用性を認め上記のモーゼルモデルを開発したが、更に簡易性を求め製作したものがこのMP3008である。改良点はいままで銃の左側にあった弾倉装着部を下に移動させたことと、さらにプレス加工を簡易化していることである。また航空機会社のボーレン&フォス社でも同様の銃が生産され、こちらはMP44(突撃銃MP44とは別)と称された。 |
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