9mm　短機関銃 41

9mm MP41

MP18を開発したベルグマン兵器会社のシュマイザ−は、その後、ハ−ネル社に移り、そこでMP28を基礎にしてMP40を組み合わせたタイプを設計した。これが『MP41』とよばれたもので主にハ−ネル社で生産され、ドイツ保安隊（SD)や国家警察に納入されている。機構は引き金上部に自動.半自動の切り替えスイッチがつけられ、外観はMP40に似た機関部にベルグマンと同じ木製銃床が装着されている。弾倉は、MP38〜40のものを流用していた。

口径：9ｍｍ、全長：864ｍｍ、砲身長：252ｍｍ、重量：3.7キログラム、

9mm省力短機関銃　エルマ44

9mm EMP 44

1942年から44年にかけてエルマ社が自社開発した省力マシンピストルで、徹底した量産指向に設計されている。銃口のコンペインセンター、銃身ジャケット、尾筒、ストックまで、単一のパイプで作られた直銃床タイプのマシンピストルである。機構は全自動のみで、主に機甲部隊の車輌内搭載用として設計されたものであると言われている。大戦後期に到り、突撃銃が標準搭載兵器とされるとEMPの生産は中止された。

口径：9ｍｍ、全長：721ｍｍ、砲身長：251ｍｍ、重量：3.6キログラム、

発射速度：500〜600発／分

9mm　ベルグマン短機関銃　34

9mm MP34

サ−ルからベルリンに移り新しく創立された、セオドーベルグマン社が1934年国外向けに売り出したマシンピストルで、設計はセオドー.エミル.ベルグマンである。銃身は長短の2種類があり、口径も輸出用だけに、7.63mmと9mmのモーゼル弾、7.65mmと9mmのパラべラム、9mmベルグマンなどがある。9mmパラべラムのものがドイツ警察に納入され、またデンマーク陸軍もライセンス生産していた。

口径：9ｍｍ、全長：840ｍｍ、砲身長：196ｍｍ、重量：4.05キログラム、

発射速度：650発／分

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