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ドイツ国境に布陣していたフランスの要塞等の粉砕を目的として製作されたもの。1937年6月に発注、1940年5月に走行試験が開始され、開発に関わったカール.ベッカー将軍の名前から『カール』型と名前が付けられた。全て60cm臼砲を搭載していたが、射程延長の必要から54cm口径砲身に交換可能なようになっていた。初陣は1941年のレンベルグで第628重砲兵大隊配備の1〜4号砲が参加、1942年には有名なセバストポリ攻略戦に80cm列車砲「グスタフ」と共に参加、その後はこれら1〜4号砲は第833重砲大隊に配備替えされている。他は5〜6号砲が1944年8月にワルシャワ戦に参加したのが知られているが航空優勢を失って以降は活躍が少ない。1940年11月〜1941年8月に6輛が生産され各2輛により1個中隊を形成していた。各砲に名称がつけられていて1号から順番にアダム、エバ、トール、オーディン、ロキ、ティウと命名されていた。 |
重 量:124t |
乗 員:-名 |
武 装:60cm Gerat 040 L/8.44×1または54cm Gerat 041 L/11.5 |
装 甲:- |
エンジン:Daimler Benz MB503 V12 44.1lit 580HP |
速 度:10km/h |
航続距離:-km |
無 線:- |
寸 法:全長11370mm×全幅3160mm×高さ4780mm |
備 考:- |
↑射撃体制の中隊。兵員がみられないところから試験中か写真撮影時のものと思われる。 ↑専用弾薬運搬車のクレーンより吊り下げられた60cm対ペトン用砲弾。重量2.2t、初速 220m/secと遅く重かったが垂直に落下した場合2.5mのコンクリートを貫通できた。 ↑砲身はかならず水平にもどさねば弾薬を装填できなかったため、 発射速度は5〜10分に1発と遅かった。通常は電動モーターによ って行う仰角調整であったが、写真では手動クランクで行っている。 ↑セバストポリ要塞攻略戦時の実戦スナップ |
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