| 建造が進まない御藏型に代わって計画された鵜來型のうち、御藏型同様の爆雷兵装を備え単艦式大掃海具を装備したものがこのタイプ。本来は鵜來型に属する。本艦は船体形状の徹底的簡易化、電気溶接の多用、使用材の選定の努力などにより戦時急造に適したものとなっていた。 |
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[Hiburi] 昭和１６年計画艦。日立桜島において昭和１９年６月２７日竣工、呉防備戦隊に編入されて訓練に従事。同年７月１０日、第一海上護衛隊に編入され門司〜マニラ間の船団護衛に従事した。同年８月２２日にマニラ湾西方においてアメリカ潜水艦ハーダー（Harder)の雷撃を受け沈没。同年１０月１０日除籍となった。 |
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[Daito]  昭和１６年計画艦。日立桜島において昭和１９年８月７日竣工。同年第一海上護衛隊に編入され本土〜シンガポール間の船団護衛に従事した。２０年１月１２日、仏印沿岸においてアメリカ軍機の攻撃を受け小破、さらに１月１６日に楡林付近でアメリカ軍機の空襲で小破。門司で同年２月１０日より修理を行った。昭和２０年５月より鎮海方面に行動、７月末から北海道方面に行動し、船団護衛中に終戦を迎えた。終戦後の昭和２０年１１月１６日対馬海峡沖で触雷により沈没。同年１１月２０日除籍となった。 |
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[Shonan]  昭和１６年計画艦。日立桜島において昭和１９年７月１３日竣工、呉防備戦隊に編入。同年８月１０日に第一海上護衛隊に編入、本土〜シンガポールの船団護衛に従事した。昭和２０年２月２５日シンガポールより帰投中、海南島陵水角南方でアメリカ潜水艦ホー（Hoe）の雷撃を受け沈没。同年４月１０日除籍。 |
| 基準排水量 940トン |
| 全 長 78.77m |
| 幅 9.1m |
| 吃 水 3.06m |
| 主 機 艦本式22号10型 ディーゼル機関×2（２軸、4200馬力） |
| 乗 員 150名 |
| 速 力 19.5ノット |
| 兵 装 12cm連装高角砲１基、同単装高角砲１基、25mm連装機銃２基、94式爆雷 投射機２基、3式爆雷装填機2基、8cm迫撃砲1基、爆雷投射機他、22号電波 探信機、13号電波探信機、93式水中探信機または3式中探信機等装備、２式 爆雷または95式爆雷120個、等々。 |
| 備 考 ●各艦によって多少の兵装の差がある。 |
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