日本の潜水艦
(Japanese Submarines)

乙型(イ15型)
B Type

[伊15、伊17、伊19]
(I 15, I 17,I 19)

昭和12年度に6隻、14年度に14隻が計画され建造された潜水艦で、基本的には甲型より旗艦設備を除いた艦である。甲型との違いは旗艦設備を除いたことによる排水量の減少と艦橋構造物が小型になったこと、25@連装機銃が1基になったことくらいであり他は甲型に準じていた(他に速力が少しながら向上、航続距離がいくぶん短い)。一番戦争の激しい時期に完成し投入されただけにその優秀差を発揮しイ19による空母「ワスプ」撃沈、駆逐艦「オブライエン」大破(後沈没)、戦艦「ノースカロライナ」小破、イ26による空母「サラトガ」大破、軽巡洋艦「ジュノー」撃沈、イ29及びイ30による訪独行(帰還途中に沈没)など大きな戦果を挙げている。

伊15(初代)
(I 15)

↑アメリカ軍機の攻撃を受けるイ15。この後沈没した。

昭和12年度計画。昭和15年9月30日に呉にて竣工。開戦時はサンフランシスコ沖にて行動、昭和17年1月11日にクゼリン着、同年3月22日に真珠湾偵察の飛行艇に給油している。昭和17年5月15日よりアリューシャン方面の作戦に従事、同年8月15日よりソロモン方面に行動、9月25日にトラックに帰投。同年10月5日にトラックを出港しガダルカナル南東にて行動(散開線上)していたが11月3日以降消息不明。昭和17年12月24日除籍。

伊17
(I 17)

昭和12年度計画。昭和16年1月24日に横須賀にて竣工。開戦時にハワイ作戦、アメリカ西海岸交通破壊作戦に従事、商船2隻を撃沈。昭和17年2月より再びアメリカ西海岸にて行動、同年2月24日にサンフランシスコ北方のエルウッド油田を砲撃。同年5月よりアリューシャン作戦に参加、8月よりソロモン海域にて行動しガダルカナル輸送任務に従事。昭和18年4月よりサモア、フィジー方面の交通破壊作戦に従事、同年7月25日よりトラックを出港、エスピリッサント、ヌーメアの偵察及び通商破壊に従事中の同年8月19日にアメリカ海軍機及びオーストラリアコルベット「トイ」の攻撃を受け沈没(資料によっては6人生存者が居たと言う)。昭和18年12月1日除籍。

伊19
(I 19)

昭和12年度計画。昭和16年4月28日に三菱神戸にて竣工。開戦時、ハワイ作戦に従事し、その後、アメリカ西海岸の交通破壊作戦に従事し商船1隻撃沈。昭和17年1月5日に真珠湾偵察敢行。昭和17年5月よりアリューシャン方面にて行動し同年8月よりソロモン南東海域で行動、同年9月15日にニューヘブライズ沖にてアメリカ海軍機動部隊を発見し襲撃、空母「ワスプ」を撃沈、駆逐艦「オブライエン」大破(後沈没)、戦艦「ノースカロライナ」を小破させた。昭和17年10月よりガダルカナル島輸送作戦に従事、昭和18年1月25日に横須賀へ帰投した。修理整備後の昭和18年4月よりトラックを基地とした交通破壊作戦に従事(商船3隻撃沈)。昭和18年10月17日よりトラックを出港しハワイ沖にて行動、同年11月17日にハワイを偵察。その後ギルバート方面へ急行を命ぜられたが昭和18年11月19日より消息不明となった。昭和19年4月30日除籍。

基準排水量:2198t(水上)/3654t(水中)
常備排水量:2584t
全   長:108.7m
    9.3m
吃   水:5.14m
主   機:艦本式二号十型複動ディーゼル機関×2(2軸、水上12400HP、水中2000HP)
乗   員:94名
速   力:水上23.6ノット/水中8ノット
航続距離 :16ノットで14000浬(水上)/3ノットで96浬(水中)
兵   装:40口径14cm単装砲×1、25mm連装機銃×1
      53cm魚雷発射管×6基(合計魚雷17本) 
備   考:●安全潜航深度は100mに設定。


日本海軍潜水艦が終戦までに撃沈した商船、貨物船等の船は184隻907万トン。その内、乙型の戦果はトン換算でその内42%だったと言われている。また伊27の戦果は84万トン(日本潜水艦ではベストスコア)でアメリカ海軍トップの「フラッシャー」の戦果(100万トン)と遜色ありませんでした。

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