ポリカルポフ I-17

Polikarpov I-17

1934年に初飛行したI-16と同じ流儀の機体でエンジンはヒスパノ系を装備。3号機までの試作に終わっている。しかし、実戦に参加していたとの噂も絶えずあり、ノモンハンでは97式司令部偵察機の撃墜。1942年にハンガリー空軍戦闘機が本機と銃火を交えたと報じられたりしている。
発動機 :ヒスパノスイザ12Ybrs(クリモフM100)液冷V型12気筒 760HP(860HP)
寸 法 :全幅10.1m(10.2mの資料有)、全長7.4m(8.8mの資料有)
重 量 :自重1720kg(1655kgの資料有)、総重量1915kg
最大速度:491km(424kmの資料有)/-m
上昇時間:5000m/6分03秒
武 装 :20mm×2、7.62mm×2 
備 考 :試作のみ。1号機がYbrs装備、2〜3号機はM100装備。


ポリカルポフ I-16

Polikarpov I-16

実用戦闘機として世界で最初に引き込み式脚を採用した機体である。設計思想的にはI-15の流儀とは正反対の『速度と上昇力に徹した』ものであり、設計開始の時点(1932年)では列強各国よりも2〜5年先行していたといえる。I-15と同様にスペイン内乱に参加し活躍、生産は1940年(1941年と1942年に生産再開された)まで続けられ、各型合計8644機が作られている。独ソ戦中期の1943年まで一線にとどまっていた。
発動機 :シュペツフM63 空冷星型9気筒 1000HP
寸 法 :全幅9m、全長6.2m
重 量 :自重1490kg、総重量2050kg
最大速度:525km/-m
上昇時間:-m/-分-秒
武 装 :20mm×2、7.62mm×2
備 考 :上記性能は24型

型 式

解          説
Type1 約30機が生産された評価用の機体。エンジンはM22を装備し武装は主翼にShKAS7.62mm機銃が2挺。I-16M22とも呼ばれている。
Type4 最初の生産型でアメリカより輸入したライトサイクロンエンジンを搭載。座席の背に8mmの防弾板を装備。
Type5 1935年7月より量産に入った型でM25エンジン(700HP)を装備し、ハミルトンスタンダードプロペラのライセンス版AV1プロペラを装備。また主翼下面に爆弾架を装備。1500機以上が生産された。そのうち1機は下記P型の原型機に改装された。
Type6 1936年より生産された機体で、エンジンを730HPのM25Aに変更。また機体のフレームも強化されていた。
Type10 1937年より生産された機体でエンジンは750HPのM25Vを装備。また武装もShKAS7.62mm機銃を4門装備。うち2挺はプロペラ同調式。
Type17 1938年より生産された機体。各部分の構造強化され荷重状態での飛行・発着性能が安定した。また尾輪はゴム車輪へ。爆弾の変わりにR82ロケット弾も装備可能。主翼の機関銃がShVAK20mm機関砲となる。
Type18 1939年よりの生産型。エンジンを2段スーパーチャージャー付きのM62(920HP)に変更。落下式増加タンクを両翼1個装備可能であった。武装はShKASが4挺。
Type24 1939年末に就役した型で、初期型はM62を装備。後期型は1100HPのM63を装着していた。また主翼が強化され、より大型の増加タンクが使用可能であった。
Type28or30 1941年と1942年に生産が再開された時の型。エンジンはM63。生産は2つの型で450機であった。
Type P 1938年に製造されたTsKB-12P試作機に命名された名前。フレームにType10のものを使用し、主翼にShVAK20mm機関砲を2門装備。Type17生産以前に少数生産。
Type sh TsKB-18試作機の型名。対地攻撃任務用として装甲を追加。武装はShKAS機関銃を4門搭載。少数生産に終わった。
Type SPB V.S.ヴァフミストロフの「ズヴェノ」寄生戦闘機研究に使用されたI16の名前。TB3爆撃機に250kg爆弾を搭載したI16 2機を吊り下げ式に搭載したもので少数が生産され1941年と1942年に実戦使用された。
Type TK TsIAMのTK−1排気タービン2基を装着したType10の名称。少数生産。
UTI-4 約1600機が生産された複座練習機。Type5を基本として開放式操縦席を装備、またエンジンはM25となっていた。降着装置は固定式が大半で一部引き込み式もあった。派生型も多い。


ポリカルポフ I- 15 & 153

Polikarpov I-15 & 153

1933年10月に初飛行した複葉戦闘機でI-5をリファインした機体。過去のこの種の機体より性能が優れていたためただちに生産され、スペイン内乱では政府軍に供与され活躍している。生産は1933年より1937年までに750機以上生産された。独ソ戦においても相当数が残存していた。また改良型にbis型があり1934年に完成(当初はI-152となっていた)、I-15と変わった点は、エンジンの出力アップ、翼幅の延長、ガル型上翼を廃して、単純な支柱付き上翼にしたことが主な変更点であった。またbis型は蒋介石率いる中国国民党軍に供与され日本軍と銃火を交えている。第二次大戦では旧式化していたが、初期のフィンランド戦や独ソ戦に登場、1941年いっぱい戦場で使われている。生産は1937年〜1939年までに2408機、そのうち中国には272機、スペインには550機(諸説有り)が供与された。I153はI-15の改良型として1935年に完成、1936年から部隊配属された機体。引き込み脚を採用し上翼を再びガル系としている。生産は1940年まで続けられノモンハン、フィンランド戦を経て独ソ戦の初期まで活躍、戦争前半は一部対地攻撃機として使用された。合計3437機生産されている。
発動機 :シュペツフM63 空冷星型9気筒 1000HP
発動機 :シュペツ
フM25(M25V) 空冷星型9気筒 700HP(750HP)
寸 法 :全幅10m、全長6.2m
寸 法 :全幅9.15(10.2)m、全長6.3(6.35)m
重 量 :自重1440kg、総重量2010kg
重 量 :自重1175(1305)kg、総重量1420(1735)kg
最大速度:430km/5000m
最大速度:361(371)km/-m
上昇時間:5000m/6分7秒
武 装 :7.62mm×4
武 装 :7.62mm×4 
備 考 :各性能は黒部がI-153で赤部がI-15。()部は別資料にあった数値


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