日本の潜水艦
(Japanese Submarines)

海大6型a
Kaidai Type VI a

[伊171、伊172、伊73]
(I 171, I 172, I 73)

昭和5年の第一次補充計画により建造された潜水艦。ロンドン条約により補助艦にも排水量制限条項が設けられたため排水量は1400tに縮小されていたが、満載排水量、水中排水量は先のV型を若手上回っていた。エンジンは日本が独自開発した艦本式一号八型複動ディーゼルで一缶600HPを達成し合計4800HPのものを2基搭載、9600HPを発揮、速力はこれにより特殊(過負荷状態)で水上において24.02ノットを記録した(当時の世界記録)。しかしこのエンジンも開発過程に無理があり当初は故障が頻発し、安定したのは昭和13年以降であったという。全艦とも太平洋戦争で戦没した。

伊71伊171
(I 71→I 171)


↑有明湾で訓練中の第20潜水隊。前方は伊172、その前が伊73。

昭和6年度計画。昭和10年12月24日に川崎重工にて竣工。呉鎮守府に編入。昭和16年11月11に第3潜水艦戦隊第20潜水隊に所属、クエゼリンを経てハワイ作戦に参加、昭和16年12月22日ジョンストン島を砲撃、昭和17年1月12日より2月16日までハワイ沖散開線に配備。3月6日に呉入港、修理整備後昭和17年4月15日(呉出港)より5月24日(クエゼリン入港)まで再度ハワイ沖散開線に配備され後にミッドウェー作戦に参加。整備後昭和17年7月8日(クエゼリン出港)より8月12日(トラック入港)までサモア方面にて行動した。昭和17年8月24日に呉に帰港後、昭和18年2月15日よりキスカ島方面及び北方にて行動、昭和18年9月よりトラック方面へ配備を変更され25日に到着。その後、トラック、ラバウル、ブナ方面に行動したが昭和19年2月1日にブナ西方にてアメリカ駆逐艦「ゲスト」及び「ハドスン」の爆雷攻撃を受け沈没した。昭和19年4月30日除籍。

伊72伊172
(I 72→I 172)

昭和6年度計画。昭和12年1月7日に三菱神戸にて竣工。呉鎮守府に編入。昭和16年11月11に第3潜水艦戦隊第20潜水隊に所属、昭和16年11月20日よりクエゼリンを経てハワイ作戦に参加、昭和17年3月の呉入港までハワイ沖散開線に配備されていた(商船2隻撃沈)。昭和17年3月20日に第20潜水隊解隊により第12潜水隊に編入。昭和17年8月よりソロモン方面、ガダルカナル島の偵察に従事後、甲標的協力艦としてガダルカナルへと向かうが基地未完成のため散開線に配備された。その最中の昭和17年11月10日、サンクリストバル島付近にてアメリカ海軍掃海駆逐艦「サウザード」の爆雷、砲撃を受け沈没。昭和17年12月15日除籍。

伊73
(I 73)

昭和6年度計画。昭和12年1月7日に川崎重工にて竣工。呉鎮守府に編入。昭和16年11月11に第3潜水艦戦隊第20潜水隊に所属後、ハワイ作戦従事のため佐伯を出港、クエゼリンを経てハワイ作戦に参加。昭和16年12月23日ジョンストン島を砲撃。昭和16年12月29日クエゼリン到着、整備後の昭和17年1月12日にミッドウエーを経てハワイ方面へ向かうが1月29日に真珠湾付近(ハワイ島ハマクア海岸沖)にてアメリカ海軍駆逐艦「ジャーヴィス」等の攻撃を受け沈没した。昭和16年3月15日除籍。

基準排水量:1400t(水上)/2440t(水中)
常備排水量:1785t
全   長:104.7m
    8.2m
吃   水:4.58m
主   機:艦本式一号八型複動ディーゼルディーゼル機関×2(2軸、水上9000HP、水中1800HP)
乗   員:68名
速   力:水上23ノット/水中8.2ノット
航続距離 :10ノットで14000浬(水上)/3ノットで65浬(水中)
兵   装:50口径10cm単装砲×1、12mm単装機銃×1、7.7mm単装機銃×1、
      53cm魚雷発射管×4基、同艦尾×2基(合計魚雷14本) 
備   考:主蓄電池は二号三型236個


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