日本の潜水艦
(Japanese Submarines)

海大7型(伊176型)
KAIDAI Type7

[伊180、伊181、伊182]
(I 180, I 181, I 182)

昭和14年度のC計画で建造された海大型の最終系列潜水艦。艦型は海大VIbに準じたもので、潜行時間の短縮及び操縦性の容易さに力を入れて製作されており排水量は多少増大していたが基本的には変更が少なかった。発射管は八八式を改良した九五式無気泡発射管を装備、これは海水ポンプのピストン作動の衝撃で故障が懸念された八八式を改良したものでピストン無しで発射をし発射空気を魚雷が艦外に出る直前に特殊な水分離器を通して艦内に放出するようにしたものであった。

伊180
(I 180)

昭和14年度計画。昭和18年1月15日、横須賀工廠にて竣工、当日佐世保鎮守府籍に編入、更に呉潜水戦隊に編入された。昭和18年2月15日呉潜水戦隊第22潜水隊に編入、同年3月15日には第3潜水戦隊第22潜水隊に編入された。昭和18年3月30日にトラックへ向け呉を出港、4月10日トラックを出港し南太平洋方面にて行動し商船3隻を撃沈、5月25日にトラックへ入港した。昭和18年6月20日よりニューカレドニア、ソロモン方面にて行動。昭和18年7月13日には軽巡洋艦「神通」の遭難者21名を救助。その後ブインを経てラバウルに進出し8月10日までラエへの輸送作戦に参加、同年11月2日に佐世保に寄港するまでトラック、ラバウルを基地としてシオ、フインシュへの輸送作戦等に参加していた。修理整備後の昭和19年1月1日トラックへ向け佐世保を出港、同月8日にトラック到着、しかし故障の為同月30日に佐世保に帰投。昭和19年3月16日に大湊へ向け佐世保を出港、その後アリューシャン方面にて行動していたが昭和19年4月27日にアメリカ海軍護衛駆逐艦「ギルモア」の攻撃を受け沈没。昭和19年7月10日除籍。

伊181
(I 181)

写真無し

昭和14年度計画。昭和18年5月24日に呉工廠にて竣工、佐世保鎮守府籍・第1艦隊第22潜水戦隊に編入された。昭和18年8月20日に第3潜水戦隊第22潜水隊に編入。昭和18年8月25日トラックへ向け呉を出港、同年9月1日トラック着。昭和18年9月7日にトラックを出港しエスピリッサント海域にて行動(10月20日にトラック帰投)。昭和18年11月11日トラック出港、同月26日には駆逐艦「夕霧」の乗員を救助しラバウルに寄港(同月29日)。その後昭和19年1月8日のラバウル寄港までシオ、ブカへの輸送作戦に従事していた。昭和19年1月13日にラバウルを出港しガリ島へ向かっていたが同月16日にグイディアグ海峡にてアメリカ海軍魚雷艇・駆逐艦の攻撃を受け沈没した。昭和19年年4月30日除籍。

伊182
(I 182)

昭和14年度計画。昭和18年5月10日に横須賀工廠にて竣工し佐世保鎮守府籍・第1艦隊第11潜水戦隊に編入された。昭和18年8月8日佐世保出港、昭和18年8月10日に第3潜水戦隊第22潜水隊に編入、同月15日トラック到着。昭和18年8月22日トラックを出港しニューヘブライズ海域に行動していたが、同年9月3日にアメリカ海軍駆逐艦「エレット」の攻撃を受けて沈没した。昭和18年12月1日除籍。

基準排水量 1630t(水上)/2602t(水中)

常備排水量 1833t

全     長 105.5m

吃     水 4.6m

主     機 艦本式1号乙8型複動ディーゼル機関×2
(2軸、水上8000HP、水中1800H)

乗     員 86名

速     力 23.1ノット(水上)/8ノット(水中)

航 続 距 離 16ノットで8000浬(水上)/5ノットで50浬(水中)

兵     装 45口径12cm単装砲×1、25mm連装機銃×1
53cm魚雷発射管×6基(合計魚雷12本) 


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