日本の潜水艦
(Japanese Submarines)

乙型(イ15型)
B Type

[伊26、伊27、伊28]
(I 26, I 27, I 28)

昭和12年度に6隻、14年度に14隻が計画され建造された潜水艦で、基本的には甲型より旗艦設備を除いた艦である。甲型との違いは旗艦設備を除いたことによる排水量の減少と艦橋構造物が小型になったこと、25@連装機銃が1基になったことくらいであり他は甲型に準じていた(他に速力が少しながら向上、航続距離がいくぶん短い)。一番戦争の激しい時期に完成し投入されただけにその優秀差を発揮しイ19による空母「ワスプ」撃沈、駆逐艦「オブライエン」大破(後沈没)、戦艦「ノースカロライナ」小破、イ26による空母「サラトガ」大破、軽巡洋艦「ジュノー」撃沈、イ29及びイ30による訪独行(帰還途中に沈没)など大きな戦果を挙げている。

伊26
(I 26)

昭和14年度計画。昭和16年11月6日に呉工廠にて竣工。開戦時はアリューシャン方面の偵察行動に従事、昭和16年12月8日に輸送船1隻撃沈。昭和17年3月1日に飛行艇によるハワイ偵察作戦に協力、同年5月よりアメリカ西海岸沖にて行動。昭和17年6月21日にバンクバー島を砲撃、同年7月に横須賀に帰投。修理整備後の8月15日にはガダルカナル南東方面に進出し同年8月31日、アメリカ海軍航空母艦「サラトガ」を発見、雷撃し大破、続いて11月13日にはアメリカ海軍軽巡洋艦「ジュノー」を雷撃し撃沈した。昭和18年に入りソロモン方面にて行動し同年8月に横須賀に帰投。昭和18年12月よりインド洋交通破壊戦に参加、昭和19年6月よりマリアナ方面への輸送作戦に従事していた。昭和19年10月13日に呉を出港、24日にレイテ東方に急行し翌25日にアメリカ海軍機動部隊発見を報告してきたが27日以降消息不明となった。(昭和19年10月25日にアメリカ海軍駆逐艦「グリットレイ」等の攻撃を受けフィリピンのスリガオ海峡沖にて沈没)。昭和20年3月10日除籍。

伊27
(I 27)

写真無し

昭和14年度計画。昭和17年2月24日に佐世保工廠にて竣工。昭和17年4月よりシドニー付近の監視にあたっていたが同年5月31日に特殊潜航艇を発進させシドニー港を攻撃、帰途に商船1隻を撃沈。昭和17年8月よりインド洋交通破壊作戦、続いてアラビヤ海方面の交通破壊作戦に従事し商船1隻を撃沈した。昭和18年もインド洋交通破壊作戦に従事し同年12月27日までに商船13隻を撃沈する戦果をあげペナンに帰投。修理整備後の昭和19年2月4日よりペナンを出港しアデン湾、アラビヤ海方面の交通破壊作戦に従事していたが、同年2月23日にマルディブ諸島南西にてイギリス輸送船団を攻撃中、イギリス海軍駆逐艦「パラディン」等の攻撃を受け浮上、砲戦準備中に同艦に衝突され沈没した。昭和19年7月10日除籍。

伊28
(I 28)

写真無し

昭和14年度計画。昭和17年2月6日に三菱神戸にて竣工。昭和17年4月30日、トラックを出港し珊瑚海海戦に参加。昭和17年5月11日トラックへ帰投を命ぜられたが16日にラバウル北方で機関故障を報じた後、17日にアメリカ潜水艦「タウトグ」の雷撃を受け沈没。昭和17年6月15日除籍。

基準排水量:2198t(水上)/3654t(水中)
常備排水量:2584t
全   長:108.7m
    9.3m
吃   水:5.14m
主   機:艦本式二号十型複動ディーゼル機関×2(2軸、水上12400HP、水中2000HP)
乗   員:94名
速   力:水上23.6ノット/水中8ノット
航続距離 :16ノットで14000浬(水上)/3ノットで96浬(水中)
兵   装:40口径14cm単装砲×1、25mm連装機銃×1
      53cm魚雷発射管×6基(合計魚雷17本) 
備   考:●安全潜航深度は100mに設定。


日本海軍潜水艦が終戦までに撃沈した商船、貨物船等の船は184隻907万トン。その内、乙型の戦果はトン換算でその内42%だったと言われている。また伊27の戦果は84万トン(日本潜水艦ではベストスコア)でアメリカ海軍トップの「フラッシャー」の戦果(100万トン)と遜色ありませんでした。

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