| 昭和17年初頭より計画された大型潜水艦。用途としては2機の攻撃機（建造数縮小により後に3機）を搭載し敵重要地を攻撃できるものであった。当初は18隻もの建造が計画されたが戦局の悪化と共に5隻に縮小、そのうち作戦行動した艦は2隻。本型はアメリカ本土を直接攻撃できる数少ない兵器として期待されていたが、実働体制に入った時期にはアメリカの対潜作戦も充実し戦場から離れていたとは言え警戒が厳重な重要拠点を簡単に攻撃できたとは考えにくい。また搭載された単発複座攻撃機「晴嵐」（日本陸海軍機参照）もこの種の機体では高性能だったものの少数（もし5隻が完成してたとしても15機程度）がアメリカ軍防空網を突破して目標破壊が達成できたかは疑問が残る。 | ||
 |
||
|
(I 400)  昭和17年度計画。呉工廠にて昭和19年12月30日竣工。艦長の日下敏夫中佐着任。呉鎮守府籍、第6艦隊第1潜水隊に編入。昭和20年4月14日、呉を出港、同20日に大連到着。昭和20年4月23日に大連出港、同27日に呉に到着。昭和20年6月2日、呉を出港、同5日に七尾湾入港、そのまま同7月13日まで訓練に従事。昭和20年7月13日、舞鶴入港、補給の後同20日に出港し22日に大湊入港。昭和20年7月23日に大湊をウルシー環礁攻撃のため出港。昭和20年8月15日、終戦の為反転し本土に向け移動。昭和20年8月29日、東京の北東500カイリにてアメリカ駆逐艦「ブルー」に捕獲された。昭和20年9月15日除籍。その後、佐世保を経てハワイに回航され研究の後、昭和21年6月4日、ハワイ沖にて海没処分。 |
||
|
(I 401)  昭和17年度計画。佐世保工廠にて昭和20年1月8日竣工。司令官の有泉龍乃助大佐、艦長の南部伸清少佐着任、呉鎮守府籍、第6艦隊第1潜水隊に編入（旗艦）。昭和20年3月19日に呉にて空襲を受けたが被害無し。昭和20年4月11日に座礁（損傷軽微）、同12日に伊予灘、姫島灯台沖750ｍにて触雷、損傷し呉に引き返し修理。昭和20年6月1日に呉を七尾湾に向け出港、7月13日まで訓練の後、同日に舞鶴入港。昭和20年7月20日に舞鶴を出港し翌21日に大湊到着。昭和20年7月23日に大湊をウルシー環礁攻撃のため出港。昭和20年8月15日、ウルシー南方海域にいたが終戦の為反転し本土に向け移動。昭和20年8月29日、三陸沖にてアメリカ海軍潜水艦「セグンド」に捕獲された。翌30日、司令官の有泉龍乃助大佐自殺。昭和20年9月15日除籍。その後、佐世保を経てハワイに回航され研究の後、昭和21年5月31日、ハワイ沖にて海没処分。 |
||
|
(I 402)  昭和17年度計画。佐世保工廠にて昭和20年7月24日竣工。艦長の中村乙二少佐着任、呉鎮守府籍、第6艦隊第1潜水隊に編入。そのまま行動せず、昭和20年11月30日除籍。昭和21年4月1日、五島沖にて海没処分。 |
||
|
(I 403) 昭和17年度計画。建造中止。 |
||
|
(I 404) 昭和17年度計画。呉工廠にて昭和18年11月18日起工。昭和19年7月7日に進水したが被爆大破のため同28日に自沈処分された。 |
||
|
(I 405) 昭和17年度計画。呉工廠にて昭和18年9月27日起工したが建造中止。 |
||
|
||
|
||
|
||
|
||
|
||
|
||
|
||
|
||
|
||
|
]
]
