前述の伊51と同じく大正7年度に計画された潜水艦。伊51より一年後に完成したが、同艦で間に合わなかったスイスズルザー式3000HPディーゼルエンジンを2基（3400HPの資料有り）搭載し艦型も船体の長さに対する幅も極力小さくされ水上速力22ノットを狙った。しかしエンジン自体も試作的要素が大きかったため故障が続発し最大で21.5ノットの記録と実用上は19.5ノットを発揮しただけであった。また搭載燃料も285tと伊51の半分であり航続距離も半減していたと言う。本艦の完成は大正14年5月20日で、製造当初の艦名は第51潜水艦、伊51と同じく改名され伊52となり、太平洋戦争では老朽化の為、練習潜水艦として使用、昭和17年5月20日に伊152と改名、同年8月に除籍されたが戦後まで生き残り、後に解体された。