日本の潜水艦
(Japanese Submarines)

甲型
A Type

[伊9、伊10、伊11]
(I 9, I 10,I 11)

昭和12年に計画された潜水艦隊施設を持つ大型潜水艦。艦型は巡潜3型よりも大型となり居住区の拡大や通信設備の強化に努力が払われ、水偵の迅速な発射(格納庫の改修により組み立て時間が短縮)回収(水偵揚収用クレーンの新規開発)にも着目していた。エンジンは潜水艦用としては最大出力を誇った艦本式2号10型ディーゼルエンジンで水上速力23.5ノットを発揮し航続距離も巡潜3型より多少延長されていた。

伊9
(I 9)

写真無し

昭和12年度計画。昭和16年2月13日に呉にて竣工。横浜鎮守府に編入。昭和16年11月21よりハワイ作戦に参加。昭和16年12月12日にハワイ北方海域にて貨物船を1隻撃沈。昭和17年2月1日、クェゼリンを出港、ハワイ沖南方を行動、同年2月14日にハワイ強行偵察に成功している。昭和17年3月1日『K作戦(第二次真珠湾攻撃作戦)』に従事(無線連絡任務)。昭和17年3月に横須賀へ帰投し整備修理の後、5月にキスカ、アムチトカを偵察。昭和17年8月よりソロモン方面に行動、同年10月30日にはヌーメアを偵察、11月よりガダルカナル方面の輸送に5回従事した。横須賀帰投後、神戸にて修理を行い、昭和18年5月29日よりキスカ島輸送作戦に従事していたが同年6月14日、アメリカ海軍駆逐艦「フレジャー」の攻撃を受け沈没した。昭和18年8月1日除籍。

伊10
(I 10)

昭和12年度計画。昭和16年10月31日に川崎神戸にて竣工。佐世保鎮守府に編入。昭和16年11月30日にスバを強行偵察、その後ハワイ作戦に従事。昭和17年4月よりアフリカ沿岸にて通商破壊作戦に従事(商船7隻撃沈)しディゴスワイレスを偵察。昭和17年10月〜昭和18年3月間はトラック、ソロモン方面にて行動し貨物船2隻を撃沈している。横須賀帰投後、昭和18年6月よりペナンを基地としてインド洋交通破壊作戦に従事し商船6隻撃沈。昭和19年2月よりトラック方面、アメリカ西海岸方面にて行動。昭和19年5月よりマーシャル方面に行動しメジュロを強行偵察、6月24日にサイパンの第6艦隊要員を救出に向かったが失敗、以後行方不明(7月4日にアメリカ海軍駆逐艦「D.W.テイラー」の攻撃を受け沈没)。昭和19年10月10日除籍。

伊11
(I 11)

昭和14年度計画。昭和17年5月16日に川崎神戸にて竣工。呉鎮守府に編入、更に第3潜水戦隊に編入。昭和17年6月7日よりシドニー沖にて行動、商船4隻撃沈。昭和17年8月よりトラックを経てソロモン方面にて行動、9月にアメリカ軍機の攻撃を受け損傷しトラックを経て呉へ帰投。昭和18年1月よりトラックを基地としてオーストラリア東海岸方面にて行動。昭和18年7月20日にオーストラリア軽巡洋艦「ホバート」を雷撃、魚雷2本を命中させ大破。昭和18年9月にトラックを経て呉に帰投、第一潜水戦隊に編入。昭和18年12月にトラックへ進出しエリス諸島方面の哨戒に従事、フナフチの飛行偵察に失敗(潜航偵察は行った)後、エリス、サモア方面への移動を命ぜられたが行方不明となった。昭和19年4月30日除籍

基準排水量:2434t(水上)/4150t(水中)
常備排水量:2919t
全   長:113.7m
    9.55m
吃   水:5.36m
主   機:艦本式二号十型複動ディーゼル機関×2(2軸、水上12400HP、水中2400HP)
乗   員:100名(旗艦の場合は114名)
速   力:水上23.5ノット/水中8ノット
航続距離 :16ノットで16000浬(水上)/3ノットで90浬(水中)[燃料928t搭載]
兵   装:40口径14cm単装砲×1、25mm連装機銃×2
      53cm魚雷発射管×6基(合計魚雷18本) 
備   考:●14cm砲の最大弾数は158発、25mm機銃弾は最大4400発搭載。
       また糧食は3ヶ月分25.3tを搭載。また燃料については満載で878t
       との資料もある。
      安全潜航深度は100mに設定。


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