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ルーマニアは1937年当時ポーランドよりPZL P24(ポーランド名PZL P11c)の製造権を購入しライセンス生産をしていたがエンジンは自国製のフランスのノームローンエンジンであった。I.A.Rではこのエンジンを使用した新型戦闘機の製造を決め、PZLP24のコンポーネンツを極力利用した機体を開発、これがI.A.R80であり1938年に完成した。生産は1941年より始まり(「Rumanian Air Force1938〜1947」によると1940年より)、最初の生産型の80(7.92mm機銃×4)、A型(武装強化型で7.92mm機銃×6)、無線を変更し更に7.92mm機銃×4、13.2mm機銃×2としたB型、武装の20mm砲がエリコン社製からマウザーMG151/20に変更されたC型(諸説があるがC型以前より20mm砲装備がなされてたと思われる)が合計約240機生産された。また一部は爆弾架が取り付けられD型と呼ばれた(「Rumanian Air Force1938〜1947」には該当する機体がないが下記I.A.R81型の原型となった機体か?)。本機はエンジン出力自体低かったが比較的小型の為、加速・降下スピード等に不満はなかった、しかし1944年に優秀な連合軍戦闘機が現れるようになると流石に時代遅れとなり、また1943年からはIARもドイツのBf109を生産するようになった為、主力の座から降りた。戦後生き残った機体は大半が複座練習機に改造され1950年代初期まで活躍した。 |
発動機 :I.A.R. 14K3C36 空冷星型14気筒 940HP |
寸 法 :全幅10m、全長8.15m(全長8.17mの資料有) |
重 量 :自重1750kg、総重量2280kg(2290kgの資料有) |
最大速度:510km/3960m |
上昇時間:5000m/6分0秒 |
航続距離:950km |
武 装 :7.7mm×4、20mm×2 |
備 考 :上記性能はC型か? |
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↑I.A.R.81C ↑I.A.R.81の爆弾搭載状態の側面図 |
I.A.R 80を基本とした戦闘爆撃機型。生産は初期型の81型とA型(諸説があり13.2mm機銃×2、7.92mm機銃×2の機体)が1941年より60機、純戦闘機型のC型(「Rumanian Air Force1938〜1947」では「F」ナンバーが付けられているが諸説があり20mm機関砲×2、7.92mm機銃×4の武装強化戦闘爆撃機とする資料もある)が1943年より161機。他に長距離飛行の装備を施したB型もあった。(研究不足ですが80型との重複もあると思われます) |
備 考 :基本性能は上記I.A.R 80 A/B/C/Dに準ずる。 |
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↑I.A.R.39 ↑I.A.R.38 ↑I.A.R.37 |
IAR37は1935年に空軍の要求から開発された単発複葉多座偵察爆撃機であった。1939年には改良型の39型が量産に入り初期の独ソ戦に地上攻撃機として使用された。しかしその後同種の機体がドイツより導入されたために以降は戦術偵察や雑用機として使用されたと言う。戦後生き残った機体は連絡任務や雑用任務機となった。38型は37型の改良型でエンジンの一部仕様が異なる。生産は37型が50機、38型が75機、39型(A型含む)が255機。 |
発動機 :IAR K14IVC32空冷星型14気筒 870HP |
寸 法 :全幅13.1m、全長9.6m |
重 量 :自重-kg、総重量3460kg |
最大速度:335km/-m |
上昇時間:-m/-分-秒 |
航続距離:2100km |
武 装 :7.92mm×3、爆弾300kg等 |
備 考 :上記性能は39型。 |
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