陸軍  キ100(川崎 五式戦闘機)

ki100(Kawasaki Type5 Fighter)

前出のキ61は、日本機としては優れた性能を持っていたのも関わらず、エンジンの信頼性(と言うより基礎工業力の程度等が原因と考えられるが)が低く、更にエンジン生産の延滞より工場にエンジン無し機体が多数並ぶにつけ信頼性及び量産性の高いエンジン装備は急務となった。実際昭和18年の時点で審査部や技研では空冷化を主張(当時トラックからラバウルへ向かった第14飛行団のキ61がエンジン故障と航法ミスにより大半が海没したのが大きな理由であったと言われる)していたが、空冷エンジンのハ112II搭載作業が開始されたのは昭和19年秋、試作機が完成したのは昭和20年1月となった。キ61に比べ速力は低下していたがエンジンの信頼性や上昇力などは向上し稼動率も上がっていた。しかしながら当時の連合軍戦闘機に比べ特に強力であった訳でもなく、本土上空の防空戦に少数が参加したが特に目立った戦果はなかった。(戦果として、昭和20年7月25日の八日市上空での244戦隊の対F6F戦があり10機撃墜、損失2機との日本側の資料がありますが実際は撃墜2機、損失2機(パイロット2名戦死)と言う結果が信頼にあたると思われます)

  I 型甲(Model 1A)

キ100最初の量産型。

  I 型乙(Model 1B)

風防をファストバック方式から水滴型へ変更したもの。

  II 型(Model 2)

エンジンに「ハ112-II-ル」(排気タービン搭載)の改修型を搭載したもの。高高度における安定性や性能が向上(10000mでの最大速度が560kmより590kmに)していたが、このころにアメリカ陸軍のB29が夜間低空爆撃・昼間中高度爆撃(P51随伴)に切り替えていたため存在意義が薄れていた。試作機3機。

発動機 :ハ112型 空冷星型14気筒 1500HP(離昇)
寸 法 :全幅12m、全長8.92m(全長8.82mの資料有り)
重 量 :自重2525kg、総重量3495kg
最大速度:580km/6000m(6400mと言う資料有り)
航続距離:2200km(最大)
上昇時間:8000m/11分30秒(5000m/6分の資料有り)
武 装 :20mm×2、12.7mm×2
備 考 :上記性能はI型。ハ112の海軍名は「金星61-62型」。


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