陸軍  キ43(中島 一式戦闘機「隼」)

ki43(Nakajima Type1 Fighter "Hiayabusa")<Oscar>

キ27(九七式戦闘機[後述])の後継機として昭和12年12月より計画(中島飛行機一社特命)されたもの。昭和13年12月に試作1号機が完成し翌14年1月に陸軍の審査が開始されたが速度・上昇力・運動性等が軍の要求を満たしておらず不採用が内定していた。しかしながら時節柄、南方作戦用長距離戦闘機を渇望していた同国陸軍は一定の改修指示のもとに再度審査を行い、昭和15年5月に一式戦闘機として制式採用された。太平洋戦争開戦より昭和17年中は得意の旋回性能を生かして活躍したが、それ以降は連合軍の新型戦闘機登場や、空戦の主流が垂直面での一撃離脱に変わったため苦戦を余儀なくされた。生産は昭和14年1月(試作機)より昭和20年8月までに中島飛行機で3187機、立川飛行機で2492機、陸軍航空廠で72機の合計5751機であった。

  I 型甲(Model 1A)

一式戦闘機最初の量産型で武装が89式7.7mm機銃を機首に2門搭載したもの。エンジンは99式950馬力発動機(ハ25)。

  I 型乙(Model 1B) 甲型の武装の内、左の機銃をホ103 一式12.7mm機関砲としたもの。また状況に応じて89式7.7mm機銃の装備も可能。エンジンは99式950馬力発動機(ハ25)。
  I 型丙(Model 1C)

乙型で残った右の89式7.7mm機銃をホ103 一式12.7mm機関砲として両方ホ103 一式12.7mm機関砲としたもの。また状況に応じて89式7.7mm機銃の装備も可能。エンジンは99式950馬力発動機(ハ25)。

  II型甲(Model 2A)

I型試作中の昭和15年1月より研究が開始された性能向上案。風防・カウリングの改修等の空力リファインに加えエンジンを一式1150馬力発動機(ハ115)[当初はハ105]に変更したもの。昭和17年5月に試作機が完成。上昇性能・上昇限度はI型より低下していたが速度が20km/h程度向上、水平面の格闘戦能力は低下したが水平面の格闘戦能力は向上していた。甲型は、その最初の量産型で初期型(I型同様のエンジン前面に環状潤滑油冷却機、カウリング下面に小型の蜂の巣型冷却器を装備)、後期型(エンジン前面の環状潤滑油冷却器を廃止し機首下面の冷却器を大型化し対処したもの。)に分かれている。

  II型乙(Model 2B)

排気管を集合排気管より推力式排気管に改めたもの(異説があり、推力式集合排気管のものがII型乙初期型で推力式単排気管のものが同後期型、推力式集合排気管と燃料冷却器を装備したものがII型改と言う資料と、推力式集合排気管のものがII型乙、推力式単排気管のものがII型改との資料がある)。

  III型甲(Model 3A)

エンジンを水メタノール噴射のハ115-IIに変更したもの(立川・中島共同試作・量産)。昭和18年末に軍より試作提示(正式には、昭和19年3月)があり、昭和19年4月(6月?)に試作機が完成。速度・上昇力・航続距離も向上していた。

  III型乙(Model 3B)

機首上面の武装をホ5 20mm機関砲としたもの。立川飛行機で昭和19年末より作業開始、20年に試作機完成。重心位置変更によりエンジン架を200mm前方へ移動。重量増加のため採用はされなかった。

  IV型(Model 4) エンジンをハ112に変更した性能向上型。計画のみ。
発動機 :ハ115型 空冷式星型14気筒 1150HP(離昇)
寸 法 :全幅10.437m、全長8.92m
重 量 :自重1975kg、総重量2642kg
最大速度:515km/-m
航続距離:1760km(標準)
上昇時間:5000m/5分49秒
武 装 :12.7mm×2
備 考 :上記性能はII 型


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