甲型(Model 1A) |
機首上面に一式12.7mmホ103機関砲を2門、胴体右下面に20mmホ3機関砲1門、後部銃座に98式7.92mm機銃を装備した最初の量産型。現地改修などの改修型も多く丁型と同じ上向砲(ホ103・12.7mm上向機関砲搭載型もある)を搭載したものや、胴体下面にホ203
37mm機関砲を搭載したものもあった。また後期の乙型は翼付け根下面に250kg爆弾か200リットル燃料増加タンクを搭載できる爆弾兼増加タンク架が設けられた。 |
乙型(Model 1B) |
甲型の機首機関砲をホ203 37mm機関砲1門とした武装強化型(他の武装は同じ)。当初は98式ホ202
37mm機関砲1門であったが18年6月以降に変更。 |
丙型(Model 1C) |
機首37mm機関砲はそのままに胴体右下面の機関砲を20mm機関砲としたもの。設計・生産は陸軍航空工廠(昭和18年6月〜10月に65機)、途中から川崎でも生産した。 |
丁型(Model 1D) |
丙型の前後座席の中間にホ5 20mm機関砲2門を上向きに装備したもの。B29の夜間迎撃戦で最も活躍した型。 |
37mm対戦車砲装備型 |
機首に37mm対戦車砲(一式速射砲?)を搭載した機体。昭和18年1月〜6月に20機(10機の資料有り)が陸軍航空工廠にて改修。 |
ホ204 37mm機関砲装備型 |
機首にホ204・37mm機関砲を搭載した機体。昭和18年3月に陸軍航空工廠にて1機改修。ホ204は後にキ102甲に搭載。 |
ホ401 37mm機関砲装備型 |
機首にホ401・37mm機関砲を搭載した機体。昭和18年4月設計開始、同年9月に陸軍航空工廠にて1機改修。ホ401は後にキ102乙に搭載。 |
75mm砲装備型 |
機首下面に75mm砲を搭載した機体。反動補強が大規模な為、計画のみ。 |
ホ5上向砲装備及び タキ4電波標定機装備型 |
電波探知装置タキ4を搭載し胴体前後座席の中間にホ5・20mm上向砲を搭載した機体。機首は有機ガラス張。陸軍航空工廠で10機改修。戊型とし胴体右下面にホ301・40mm砲搭載型とする資料もある |
方向探知機装備型 |
昭和19年夏に陸軍航空工廠で3機改修。詳細不明。 |
電波暗視機装備型 (赤外線使用の暗視装置?) |
昭和19年12月に陸軍航空工廠で1機改修。詳細不明だがドイツ空軍が使用していたAEG製の「シュパナー」と同じ程度のものと推測。パッシヴタイプかアクティヴタイプか不明。 |
ビーコン装備型 |
昭和20年3月に陸軍航空工廠で1機改修。詳細不明。 |
高高度飛行用装備実験型 |
過給器の吸入空気量を増大して高高度性能の向上を図った機体。昭和19年3月に陸軍航空工廠にて1機完成。エンジンはハ102特。潤滑油冷却器と空気取り入れ口の大型化、潤滑油加圧装置の追加などが成されていた。 |
2型(Model 2) |
キ45改の性能向上型。エンジンをキ112にし、主翼面積を増大。昭和17年8月に設計に着手したが12月に中止。発展型としてキ96、キ102、キ108となっていった。 |