I 型甲(Model 1A) |
左翼内に89式7.7mm固定機銃×1、右翼に同乙機銃、胴体は左にホ103 12.7mm甲機銃×1、右には同乙機銃。当初は全部ホ103の予定であったが生産不足により翼内機銃は89式7.7mm機銃とされた。細かな改良も多いが後半生産分は燃料タンクの防火能力が向上(防弾ゴムが厚くなっていた)していた。 |
I 型乙(Model 1B) |
翼内機銃をホ103にしたもの。生産14機目以降は冷却機後上方に脱着可能な8mmの防弾鋼板を装備。途中から胴体内の第3燃料タンクが除去された。また細かな燃料タンク容量の変更があった。 |
I 型丙(Model 1C) |
火力不足が指摘されたため、翼内砲をドイツより輸入したMG151/20(20mm機関砲。昭和17年11月末より輸入、計画2000門に対し実質800門到着、以降は輸入困難により中止)に変更したもの。甲、乙よりの改修を含めて生産機数388機。 |
I 型丁(Model 1D) |
昭和19年1月より生産。胴体機銃をホ5(20mm砲)に、翼内銃をホ103としたもの。重心位置変更により全長が伸びて重量が増加した。また防火ゴム等の防弾装備も広範囲にわたった。少数機はホ105(30mm砲)を翼内(胴体銃はホ103)に装備していた。 |
II 型改(Model 2 Reconstruction) |
失敗に終わったキ61 IIの後に出来たI 型の性能向上型。昭和19年9月より生産。主翼はI
型丁、胴体はII 型としたもの。武装はI 型丁と同じであったがエンジンが改良型の「ハ140(公称1250HP)」に換装され速度が610km/6000mに向上していた。機体は374機生産されたがII
型改として生産されたのは99機。残りは空冷エンジン装備のキ100となった。 |