 |
||||||||||||
| 第1次大戦後イタリア海軍が建造した最初にして最後の戦艦であり，同時にフランスのダンケルク級を除けば近代的戦艦の先駆だったともいえる。ひと足先に着工された同級を強く意識して計画され，公表された基準排水量は35，000トンだったが，実際は4万トンを超え，全体としてコンテ・ディ・カブール級，アンドレア・ドリア級の設計手法を大幅に引継いでいる。3連装3基の主砲は製造能力の関係もあって口径38．1センチになったが，50口径，高初速として40センチ砲に準じた性能を持っていた。リットリオ，ヴイットリオ・ヴェネトに続いて1942年に完成したロ−マと，未成に終った4番艦は，前2艦の実績を取り入れて多少改正されており，リットリオ級第2グループとも呼ばれる。ローマは戦没したが，他は戦後まで残存し，いずれも48年に除籍された。 | ||||||||||||
|
||||||||||||
|
基準排水量 41377トン（リットリオ）／41167トン（ヴェネト） 41650トン（ローマ） |
||||||||||||
| 全長 237.8m／240.7m（ローマ，インペロ） | ||||||||||||
| 幅 32.9m | ||||||||||||
| 吃水 9.58m／9.66m（ローマ，インペロ） | ||||||||||||
| 主機 蒸気ターヒン，4軸（130000馬力） | ||||||||||||
| 乗員 1830名＋司令部11〜31名／1930名＋司令部30名（ローマ） | ||||||||||||
| 速力 30ノット | ||||||||||||
|
兵装 38．1cm3連装砲3基，15．2cm3連装砲4基，9．0cm単装高角砲 12基，37mm機銃20門，20mm機銃28〜32門 |
]
]
