| 擇捉型に続き、本格的な航洋護衛艦として製作されたもので、不要な北方用設備等は撤去されている。本級は擇捉型よりも対空兵装や対潜兵装は強化されていたが計画自体にも迷いが多く万能艦として製造された上、工程も多く戦時急造艦としては失格であったとされる。 |
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[Kurahasi]  ↑左が『倉橋』、右が『屋代』 昭和１６年計画艦。昭和１９年２月１９日竣工、呉防備戦隊に編入されて訓練に従事。同年３月１０日、第一海上護衛隊に編入され本土〜マニラ〜シンガポール間の船団護衛に従事した。昭和２０年６月より南鮮で行動、そのまま終戦を迎えた。同年１１月３０日除籍。同年１２月１日掃海艇に指定。昭和２２年９月１４日イギリスに引き渡し後２３年１月１５までに解体。 |
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[Yashiro] 昭和１６年計画艦。昭和１９年５月１０日竣工、呉防備戦隊に編入。同年６月３日第一海上護衛隊に編入され本土〜マニラ〜シンガポール間の船団護衛に従事した。同年９月１４日、高雄港外にて触雷小破、１０月１２日に高雄港にてアメリカ軍機の攻撃により損傷後、釜山にて修理を行った。修理完了後１２月末より門司〜高雄間の船団護衛を行っていたが再び高雄港外でアメリカ軍機の攻撃により損傷。昭和２０年２月より中国沿岸部の対潜哨戒に従事、７月より北鮮海域で活動、８月９日にソ連軍機と交戦後、本土に帰還中に終戦を迎えた。同年１１月３０日除籍。同年１２月１日掃海艇に指定。昭和２２年８月２９日中国（国民党政府）に引き渡し、『正安（Chengan）』と命名。昭和２９年に除籍。 |
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[Chiburi]  昭和１６年計画艦。昭和１９年４月３日竣工、呉防備戦隊に編入。同年５月２４日に第一海上護衛隊に編入、門司〜シンガポールの船団護衛に従事した。同年１０月１９日よりフィリピン沖海戦部隊の補給艦隊を護衛、１２月２０より重巡洋艦『妙高』の救難作業を実施。昭和２０年１月１２日にサンジャク泊地にてアメリカ軍機の攻撃を受け沈没。同年３月１０日除籍。 |
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[Kusagaki] 昭和１６年計画艦。昭和１９年５月３１日竣工、呉防備戦隊に編入。同年７月２４日第一海上護衛隊に編入されマニラ、ボルネオ方面に船団を護衛中の８月７日、マニラ西方においてアメリカ潜水艦ギタロー（Guitarro）の雷撃を受け沈没。同年１０月１０日除籍。 |
| 基準排水量 940トン |
| 全 長 78.77m |
| 幅 9.1m |
| 吃 水 3.05m |
| 主 機 艦本式22号10型 ディーゼル機関×2（２軸、4200馬力） |
| 乗 員 150名 |
| 速 力 19.5ノット |
| 兵 装 12cm連装高角砲１基、同単装高角砲１基、25mm連装機銃２基、94式爆雷 投射機２基、3式爆雷装填機2基、8cm迫撃砲1基、爆雷投射機他、22号電波 探信機、13号電波探信機、93式水中探信機または3式中探信機等装備、２式 爆雷または95式爆雷120個、等々。 |
| 備 考 ●各艦によって多少の兵装の差がある。 |
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