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昭和12年度の③計画にて同型6隻が建造された掃海艇。基本的には掃海艇第3陣とも言える型だが、13号艇後期の改良型といえるものであった。軍令部の要求は当初、基準排水量600ｔ、航続距離14ノットで3000海里、兵装12cm砲3門、25mm連装機銃1基、爆雷36個、同投射器2組と言うものであり、13号後期型と比較して兵装の強化と航続距離の強化に重点がおかれていた。しかしながら航続距離に関しては混焼とする条件から2000海里に抑えられ後の護衛艦任務で苦慮する原因ともなる。兵装においては強力ではあったが、これは海防艦や駆逐艦の代用と考えられた結果であり、大戦型掃海艇としては非常に不適であったと言える。 |
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10号艇
[Minesweeper No.10]
昭和12年度計画艦
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昭和14年2月15日 |
東京石川島造船所にて竣工。佐世保鎮守府籍に編入。 |
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昭和16年6月1日 |
第3艦隊第1根拠地隊に編入。 |
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昭和16年11月13日 |
佐世保を出港。 |
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昭和16年11月16日 |
横須賀に入港。 |
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昭和16年11月28日 |
横須賀を出港。 |
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昭和16年12月3日 |
馬公入港。 |
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昭和16年12月7日 |
馬公出港。ビカン攻略部隊の船団護衛。 |
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昭和16年12月10日 |
ルソン島ビカン湾に侵入。アメリカ陸軍機の攻撃を受け沈没。 |
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昭和17年3月15日 |
除籍。（昭和17年1月15日の資料もある） |
11号艇
[Minesweeper No.11]
昭和12年度計画艦
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昭和14年7月15日 |
浦賀船渠にて竣工。佐世保鎮守府籍に編入。 |
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昭和16年6月1日 |
第3艦隊第1根拠地隊に編入。 |
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昭和16年11月28日 |
横須賀を出港。 |
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昭和16年12月3日 |
馬公に入港。 |
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昭和16年12月7日 |
馬公出港。ビカン攻略部隊の船団護衛。 |
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昭和16年12月17日 |
奄美大島出港。ラモン湾、ダバオへの船団護衛。 |
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昭和17年1月7日 |
ダバオ出港。メナド攻略部隊の船団護衛。 |
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昭和17年1月21日 |
ケンダリー攻略作戦船団護衛及び前路掃海。 |
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昭和17年1月29日 |
アンボン攻略作戦にて船団護衛に従事。 |
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昭和17年2月2日 |
アンボン湾にて掃海中、触雷にて損傷（のち修理）。 |
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昭和17年3月10日 |
第2南遣艦隊第21特別根拠地隊に編入。 |
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昭和17年4月20日 |
修理完了。アンボンを出港し船団護衛に従事。 |
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昭和17年4月24日 |
スラバヤ入港。同方面にて船団護衛に従事。 |
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昭和17年7月17日 |
スラバヤ出港。 |
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昭和17年8月5日 |
佐世保入港。入渠。 |
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昭和17年10月24日 |
出渠。 |
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昭和17年11月28日 |
佐世保出港。 |
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昭和17年12月27日 |
スラバヤ入港。 |
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昭和18年1月2日 |
スラバヤ出港。チモール間の船団護衛に従事。 |
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昭和18年7月17日 |
スラバヤ港北口で掃海に従事。 |
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昭和18年8月7日 |
スラバヤ出港、同方面にて船団護衛に従事。 |
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昭和19年2月3日 |
スラバヤ出港、アンボン方面にて船団護衛に従事。 |
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昭和19年6月12日 |
スラバヤ入港。以降同方面にて船団護衛に従事。 |
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昭和20年3月28日 |
セレベス島マッカサル沖にてアメリカ陸軍機の攻撃により沈没。 |
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昭和20年5月10日 |
除籍。 |
12号艇
[Minesweeper No.12]
写真無し(no photograph)
昭和12年度計画艦
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昭和14年8月15日 |
東京石川島造船所にて竣工。佐世保鎮守府籍に編入。 |
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昭和16年6月1日 |
第3艦隊第1根拠地隊に編入。 |
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昭和16年11月27日 |
佐世保を出港。 |
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昭和16年11月30日 |
馬公入港。 |
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昭和16年12月7日 |
馬公出港。ビガン攻略部隊の船団護衛。 |
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昭和16年12月17日 |
奄美大島出港。ラモン湾、ダバオへの船団護衛に従事。 |
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昭和17年1月9日 |
ダバオ出港、メナド攻略部隊の船団護衛に従事。 |
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昭和17年1月21日 |
ケンダリー攻略部隊の船団護衛及び前路掃海に従事。 |
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昭和17年1月29日 |
ケンダリー出港。アンボン攻略作戦の船団護衛に従事。 |
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昭和17年2月2日 |
モルッカ諸島アンボンにて掃海中、触雷にて損傷。 |
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昭和17年3月10日 |
第2南遣艦隊第21特別根拠地隊に編入。 |
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昭和17年4月20日 |
アンボン出港。船団護衛に従事。 |
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昭和17年4月24日 |
スラバヤ入港。同方面にて船団護衛に従事。 |
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昭和17年8月12日 |
スラバヤ入港。船体応急修理。 |
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昭和17年8月26日 |
スラバヤ出港。船団護衛。 |
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昭和17年9月6日 |
マニラ到着。 |
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昭和17年9月16日 |
佐世保入港。入渠。 |
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昭和17年10月24日 |
出渠。 |
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昭和17年10月29日 |
佐世保出港。 |
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昭和17年11月14日 |
スラバヤ入港。 |
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昭和17年11月16日 |
スラバヤ港北水路にて掃海。以後同方面にて船団護衛に従事。 |
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昭和17年12月8日 |
スラバヤ出港。アンボン方面への船団護衛に従事。 |
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昭和18年6月2日 |
西部ニューギニア方面にて船団護衛に従事。 |
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昭和18年8月1日 |
スラバヤにて入渠。 |
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昭和18年8月13日 |
出渠。 |
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昭和18年8月15日 |
スラバヤ出港。アンボン方面への船団護衛に従事。 |
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昭和19年5月7日 |
スラバヤにて入渠。 |
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昭和19年5月25日 |
出渠。 |
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昭和19年6月3日 |
スラバヤ出港。アンボン方面への船団護衛に従事。 |
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昭和19年7月1日 |
スラバヤ入港。同方面にて船団護衛に従事。 |
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昭和20年4月2日 |
スラバヤ出港。チモール島への輸送任務に従事。 |
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昭和20年4月5日 |
小スンダ列島フロレス島西岸沖にてアメリカ海軍潜水艦ベスゴBesugoの
雷撃を受け沈没（6日の資料もある）。 |
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昭和20年5月25日 |
除籍。 |
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基準排水量：630t |
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常備排水量：750t |
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全 長：72.5m |
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幅 ：7.85m |
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吃 水：4.65m |
主 機：直立式三段膨張レシプロ蒸気機関2基/2軸（3200HP）
艦本式ロ号水管缶（石炭・重油混焼）石炭118ｔ、重油48ｔ
3850HP |
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乗 員：103名 |
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速 力：20ノット |
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航続距離 ：14ノットで2000浬 |
兵 装：12ｃｍ45口径単装砲×2基、25mm連装機銃×3基、25mm単装機銃×3基、81式爆雷投射機×2基、
94式爆雷投射機×2基、爆雷装填台×4基、爆雷投下台×1基、爆雷投下軌条×2基、爆雷36個、
13号電探又は22号電探×1基、93式水中聴音機×1基、3式または93式水中探信儀×1基 |
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備 考：兵装は大戦末期の状態 |
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