一式半装軌装甲兵車 ホハ
Type 1 Half-Tracked APC(Hoha)

日本陸軍が完成した唯一の半装軌式兵員輸送車である。上記写真は昭和20年佐野市で
戦車第一連隊が受領したもの。12名の兵員、または2トンの貨物を輸送できる本車は
軍用トラックに変わり陸上輸送の主軸とされる予定であったが戦局の悪化のため少数の生産に終わった。

【2010/08/17 補足】
足回りが履帯とタイヤで構成されたハーフトラックは第二次世界大戦中にドイツやアメリカが
戦場で用いたことから日本陸軍でもこれと同様な半装軌式兵員輸送車を開発した。
当初はこの手の車両を重視していなかった日本陸軍は太平洋戦争初頭のフィリピンの
バターン攻略戦でハーフトラック型車両を捕獲し、その有効性に注目したことから開発に
拍車がかかったと言われている。本車は各所に被弾経始を取り入れたため独特な形状になっていた。
前方の操縦席の窓はスライド式で左右にはそれぞれスリットが入った装甲板が付き戦場では
これで外部を視察できるようになっている。また前方のライトは1個のみ。
兵員室上部は解放されていて後部ドアは観音開き式。12名の兵員が搭乗出来、
あるいは2t程度の物資を搭載出来た。車体全体は6mmの装甲板に覆われていて、
武装は7.7mm機銃3丁が固有兵装として搭載されていた。

重  量 :自重7t 全備重量-t
寸  法 :全長6100mm×全幅2100mm×全高2000mm×最低地上高350mm
乗  員 :-名
武  装 :7.7mm機銃x3
装  甲 :前面8mm×側面6mm×後面4mm
エンジン :一〇〇式統制型空冷直列6気筒ディーゼルエンジン
       130馬力/2100rpm(134馬力の資料有り)
速  度 :-km/h
航続距離 :300km
無  線 :-
備  考 :左ハンドル車


一式装甲兵車 ホキ
Type 1 Crawler APC(Hoki)

ホキ車は、空冷ディーゼルを採用し、完全武装兵員12名を輸送できる機甲部隊専用車両であった。
履帯と起動輪は二式軽戦車のものを使用。昭和19年頃より対ソ連戦に備え満州に配備、
またフィリピンにも配備されていたが、日野重工での少数生産に終わった。
写真は戦車第一連隊に装備されたもので撮影場所は満州である。

【2010/08/17 補足】
この車両は別名ラK車とも呼ばれ戦車と同じ全装軌式で、車体前方左側に操縦主席があり
右側は機関部分となった非対称の前面形状を持っていた。後部の兵員室は両側が装甲板で
覆われていたが上面は解放されてキャンバス布でカバーがされていた。兵員の乗降用ドアは
車体両側の前方と後方に設けられ後方のものは観音開き式であった。このキャビンには
完全武装の兵員12名を登場させることができ、前方左の操縦室には操縦主1名が登場する
本車と一式半装軌装甲兵車 ホハは日本が実戦に投入した数少ないAPCで特に本車は
大戦中に主流だったハーフトラック式では無い全装軌式だったことも特徴の一つだった。
また、更に注意すべきことはその配置で、前部左側に操縦席、右側にエンジン室を置き、
後方をキャビンとして、その後部大型ハッチから歩兵を乗降させると言うやり方は現在の
APCの先駆けともなる近代的なものであった。開発は昭和16年(1941年)初頭に開始。



重  量 :自重6.5t 全備重量-t
寸  法 :全長4780mm×全幅2190mm×全高2510mm×最低地上高350mm
乗  員 :-名
武  装 :-
装  甲 :6mm
エンジン :一〇〇式統制型空冷直列6気筒ディーゼルエンジン 130馬力/2100rpm
       130馬力/2100rpm(134馬力の資料有り)
速  度 :42km/h
航続距離 :-km(15時間)
無  線 :-
備  考 :姉妹車に一式装軌自動貨車がある。


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