前記の呂35型と同じく昭和14〜16年の戦時計画で9隻が計画され建造、昭和17〜18年の計画で9隻が建造されたもので合計18隻が生産された。基本計画番号はS45と言い、太平洋の離島防御の為に設計された局地防御用の潜水艦であった。小型ながら凌波性は改善されておりエンジンは艦本式24号6型ディーゼルエンジン、電池は1号15型120個。小型で居住性も悪かったが、潜水艦の不足から本来の局地任務から外洋での哨戒線に配備され、昭和20年2月までに全艦を喪失した。 |
呂115 (Ro115)
写真無し
昭和16年度計画。川崎重工にて昭和18年11月30日竣工、横須賀鎮守府籍に編入。昭和19年3月10日、第7潜水戦隊第51潜水隊に編入、同日呉を出港しトラック島へ向かった。昭和19年5月19日、トラックを出港しウエワク方面への輸送に従事。昭和19年5月27日にウエワク出港、同6月3日にパラオ到着、同6月6日パラオを出港しサイパン方面へ向かった。昭和19年6月25日にトラック到着。昭和19年7月17日横須賀入港、同8月10日に横須賀を出港しペナンへ向かった。昭和19年10月25日にシンガポール出港。昭和20年1月22日にペナンを出港しベンガル湾方面へ向かったが同2月1日にミンドロ島北西にてアメリカ海軍駆逐艦「ジェンキンズ」他3隻の爆雷攻撃を受け沈没。昭和20年5月10日除籍。 |
呂116 (Ro116)
写真無し
昭和16年度計画。昭和19年1月21日、川崎重工にて竣工、横須賀鎮守府籍に編入。昭和19年5月4日、第7潜水戦隊第51潜水隊に編入、同日に呉を出港しサイパンへ向かった。昭和19年5月15日サイパンを出港、アドミラルティ北方海域へ向かったが同5月24日、同海域にてアメリカ海軍駆逐艦「イングランド」の攻撃を受け沈没。昭和19年8月10日除籍。 |
呂117 (Ro117)
写真無し
昭和16年度計画。昭和19年1月31日、川崎重工にて竣工、横須賀鎮守府籍に編入。昭和19年5月14日、第7潜水戦隊第51潜水隊に編入。昭和19年5月15日に呉を出港しサイパンへ向かった。昭和19年6月5日、佐伯を出港しサイパン方面へ向かったが同6月17日にサイパン南東海域にてアメリカ海兵隊哨戒機の攻撃を受け沈没。昭和19年8月10日除籍。 |
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主 機 |
艦本式24号6型ディーゼルエンジン×2 (2軸、水上1000HP、水中760HP) |
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航 続 距 離 |
12ノットで3500浬(水上)/3ノットで60浬(水中) |
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兵 装 |
25mm連装機銃×1基 53cm魚雷発射管×4基(合計魚雷8本) |
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