昭和16年度の戦時計画に最初の9隻の建造開始され17年度・18年度に更に12隻(完成8隻)が計画された中型潜水艦。以前建造された戦時急造の呂33(S30型)の量産型とされたが途中から設計が改められ基本計画番号もS44となった。呂33型より排水量が160t増えたに関わらず艦本22号10型エンジンのおかげで速力は19.6ノットに向上しており艦内環境も冷房にフレオン式が採用され改善されていた。本型は戦時下にあっては通商破壊戦に最適であったが、日本海軍の潜水艦運用構想が艦隊型に偏っていたため量産効果が現れる前に建造が打ち切られ、補助兵力としか扱われなかった。 |
呂55(二代) (Ro55)
写真無し
昭和16年度計画。三井玉野にて昭和19年9月30日竣工、舞鶴鎮守府籍に編入。昭和20年1月4日、第6艦隊第34潜水隊に編入。昭和20年1月27日、ルソン島西方海域へ呉を出港したが同2月2日より連絡がなく行方不明、同2月7日に同海域にてアメリカ海軍駆逐艦「トーマスン」の攻撃を受け沈没した。昭和20年5月10日除籍。 |
呂56(二代) (Ro56)
写真無し
昭和16年度計画。昭和19年11月15日、三井玉野にて竣工、舞鶴鎮守府籍に編入。昭和20年2月10日、第6艦隊第34潜水隊に編入。昭和20年3月18日、佐伯を出港し沖縄方面へ出撃したが同4月9日にアメリカ海軍駆逐艦「メルツ」他の攻撃を受け沈没。昭和20年5月25日除籍。 |
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主 機 |
艦本式22号10型ディーゼル機関×2 (2軸、水上4200HP、水中1200HP) |
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速 力 |
15.8ノット(水上)/19ノット(水中) |
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航 続 距 離 |
16ノットで5000浬(水上)/5ノットで45浬(水中) |
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兵 装 |
8cm単装高角砲×1、25mm連装機銃×1基 53cm魚雷発射管×4基(合計魚雷10本) |
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