セモベンテ M42L 105/25

SEMOVENTE M42L 105/25

1942年に計画された105mm榴弾砲搭載の自走砲で当初はP40(前述)の車体を利用する予定であった。しかし母体であるP40の開発の遅れからM15/42の車台を利用するものに変更されている。軽戦車であったM15/42にそのまま105mm砲を搭載することは無理があったため車台の幅を広げ、他のセモベンテ系とほぼ同じ様な戦闘室を載せていた。30輛が生産されたがイタリアの休戦により26輛がドイツに接収され、他にドイツ管理下の工場で61輛が生産された。本車の主な目的は歩兵随伴時の火力支援であったが、対戦車戦闘も可能であった。
重  量:15.8t
乗  員:3名
武  装:105mm 105/25戦車砲×1(48発)
装  甲:前面-mm、側面-mm、上面-mm
エンジン:-
速  度:35km/h
航続距離:-km
無  線:無し
寸  法:全長5100mm×全幅2400mm×高さ1750mm 最低地上高330mm
備  考:-


セモベンテ M42T 75/46

SEMOVENTE M42T 75/46

前述の「SEMOVENTE M42L 105/25」を使用したドイツ軍は、この車輛をもとに更なる高性能化を望み、新型対戦車自走砲の開発を促進させた。これが本車であり砲を高射砲改造の46口径75mm戦車砲に換装、さらにイタリア製弾薬の供給に不安を抱いていたドイツは自国のPak40の弾薬を使用できるように改装も行っていた。生産は1944年になってから行われ11輛が生産され主にイタリア方面の戦線で使用されたという。
重  量:-t
乗  員:3名
武  装:75mm 75/46戦車榴弾砲×1(-発)
装  甲:前面-mm、側面-mm、上面-mm
エンジン:-
速  度:-km/h
航続距離:-km
無  線:無し
寸  法:全長-mm×全幅-mm×高さ1800mm 最低地上高-mm
備  考:-


セモベンテ M41M 90/53

SEMOVENTE M41M 90/53

M41/41の車体に高射砲改造の53口径90mm砲を搭載したもので、車台の延長、エンジンを車体後部から中央部への移動などかなり本格的な改装を行っていた。搭載した砲はかなり優秀な砲でドイツの88mm系列砲よりも高初速で貫徹力が多少劣る程度であり(距離460mで143mm垂直装甲板を貫通したという)、ほとんどの連合軍戦車をアウトレンジから撃破可能であった。しかしこの優秀な自走砲も砲自体の生産の少なさから30輛しか生産されていない。
重  量:17t
乗  員:4名
武  装:90mm 90/53戦車砲×1(6発)
装  甲:最厚部25mm
エンジン:Fiat SPA15TM41(水冷V型8気筒ディーゼル、145PS)
速  度:35km/h(路上)、16km/h(不整地)
航続距離:200km
無  線:無し
寸  法:全長5200mm×全幅2220mm×高さ2140mm 最低地上高410mm
備  考:-


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