|
大正6年度の八四艦隊計画で2隻、7年度の八六艦隊計画にて5隻が建造された大型給油艦艇。経済面を優先させ、大量の石油搭載を目的としたが、洋上給油能力の欠如・速力が満載時に12ノットに過ぎないことなど艦隊随伴能力は低かった。船体的には1番艦が「能登呂」、2番艦が「知床」であったが能登呂が水上機母艦に、知床が給炭油艦に改装されたため運用上は襟裳が1番艦と称されることもある。また「佐多」も途中から潜水艦救難設備を搭載し（「朝日」が潜水艦救難艦から工作艦へ改装されたため）、多彩な任務についていた |
 |
襟裳 [Erimo]
大正7年度計画艦
|
大正9年12月16日 |
川崎造船所にて竣工。呉鎮守府籍に編入。 |
|
昭和16年8月20日 |
艦長の相馬信四郎大佐着任。 |
|
昭和16年11月20日 |
第2艦隊付属に編入。 |
|
昭和16年11月22日 |
呉出港。 |
|
昭和16年11月20日 |
三亜入港。在泊艦艇に給油作業。 |
|
昭和16年12月4日 |
三亜出港。 |
|
昭和16年12月8日 |
馬公入港。燃料搭載作業。 |
|
昭和16年12月11日 |
馬公出港。 |
|
昭和16年12月21日 |
カムラン湾入港。在泊艦艇に給油作業。 |
|
昭和16年12月23日 |
カムラン湾出港。 |
|
昭和16年12月30日 |
カムラン湾入港。 |
|
昭和17年1月4日 |
カムラン湾出港。 |
|
昭和17年1月8日 |
シンゴラ入港。 |
|
昭和17年1月11日 |
シンゴラ出港。 |
|
昭和17年1月14日 |
サイゴン入港。同港出港。 |
|
昭和17年1月15日 |
サンジャック入港。 |
|
昭和17年2月1日 |
サンジャック出港。 |
|
昭和17年2月3日 |
アナンバス入港。 |
|
昭和17年2月15日 |
アナンバス出港。 |
|
昭和17年2月18日 |
サイゴン入港。 |
|
昭和17年2月22日 |
サイゴン出港。 |
|
昭和17年2月26日 |
アナンバス入港。 |
|
昭和17年3月1日 |
連合艦隊付属に編入。アナンバス出港。ジャワにて燃料給油。 |
|
昭和17年3月4日 |
ジャワ海にてオランダ海軍潜水艦S19（O15の記述あり、また14日の記述あり）の雷撃により大破、後放置。 |
|
昭和20年5月3日 |
除籍。 |
佐多 [Sata]
大正7年度計画艦
|
大正10年2月24日 |
三菱重工業横浜船渠にて竣工。佐世保鎮守府籍に編入。 |
|
昭和16年10月6日 |
艦長の村尾二郎大佐着任。 |
|
昭和16年10月14日 |
佐世保鎮守府付属となり潜水艦伊号61の救難作業に従事。 |
|
昭和17年2月11日 |
海軍省付属となる。 |
|
昭和17年4月11日 |
内海西部を出港。 |
|
昭和17年4月25日 |
サイゴン入港。 |
|
昭和17年5月6日 |
サイゴン出港、航空燃料輸送。 |
|
昭和17年5月20日 |
神戸入港。 |
|
昭和17年5月26日 |
ミッドウエー攻略部隊補給隊として呉を出港。 |
|
昭和17年6月18日 |
呉入港。7月末まで本土各地の輸送任務。 |
|
昭和17年8月1日 |
四日市出港。 |
|
昭和17年8月13日 |
トラック入港。 |
|
昭和17年8月22日 |
トラック出港。 |
|
昭和17年9月7日 |
シンガポール入港。 |
|
昭和17年9月15日 |
シンガポール出港。 |
|
昭和17年10月2日 |
横浜入港。（1日に艦長長谷部喜蔵発令） |
|
昭和17年10月10日 |
横須賀工廠にて入渠。 |
|
昭和17年10月14日 |
出渠。 |
|
昭和17年10月20日 |
横須賀出港。本土各地の輸送任務。 |
|
昭和18年2月1日 |
艦長高橋大佐着任。 |
|
昭和18年2月3日 |
佐世保出港。パレンバン、シンガポール〜本土間の燃料輸送3回従事。 |
|
昭和18年10月29日 |
シンガポール出港。 |
|
昭和18年11月10日 |
パラオ入港。 |
|
昭和18年11月17日 |
パラオ出港。 |
|
昭和18年11月24日 |
トラック入港。燃料給油。 |
|
昭和18年12月1日 |
連合艦隊付属に編入。トラック出港。 |
|
昭和18年12月13日 |
バリックパパン入港。 |
|
昭和18年12月16日 |
バリックパパン出港。 |
|
昭和18年12月23日 |
セレター入港。 |
|
昭和18年12月31日 |
セレター出港。 |
|
昭和19年1月6日 |
バリックパパン入港。 |
|
昭和19年1月21日 |
バリックパパン出港。 |
|
昭和19年1月28日 |
パラオ入港。 |
|
昭和19年1月31日 |
パラオ出港。 |
|
昭和19年2月7日 |
トラック入港。 |
|
昭和19年2月12日 |
トラック出港。 |
|
昭和19年2月17日 |
パラオ北方にて雷撃を受け損傷。 |
|
昭和19年2月20日 |
曳航されパラオ入港。修理。 |
|
昭和19年3月31日 |
パラオにてアメリカ海軍機動部隊の攻撃により沈没。 |
|
昭和19年5月10日 |
除籍。 |
|
|
基準排水量：-t |
|
常備排水量：15400t |
|
全 長：138.68m |
|
幅 ：17.68m |
|
吃 水：8.08m |
|
主 機：直立式3気筒3段膨張レシプロ蒸気機関1基/1軸 3750HP（石炭1350ｔ搭載） |
|
乗 員：142名（石廊は157名） |
|
速 力：12ノット |
|
航続距離 ：- |
兵 装：12ｃｍ45口径3年式単装砲×2基（佐多、鶴見、尻矢は14ｃｍ50口径3年式単装砲×2基）
8ｃｍ40口径3年式単装高角砲×2基 |
|
備 考：石油搭載能力8000ｔ |
]
]
