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↑クルスク攻勢時、南部戦区で作戦行動中の12.8cmSfL/61。砲身には少 し見え辛いが22本のキルマークが見え、この車輌の活躍を伝えている。 |
開発が中止されたVK3001(6号中戦車、車体はヘンシェル(H)とポルシェ(P)の2種)のうちヘンシェル車体2輛(4輛製作中)を使用し兵器局がラインメタル12.8cm対戦車砲(1936年高射砲として開発、1939年に対戦車砲への改修が決定)を搭載した対戦車自走砲である。完成後東部戦線に送られ第521対戦車中隊に実験車輌として配備、1943年秋のクルスク攻勢では南部戦区に出動し活躍している。このうち1輛は同年末にソ連に捕獲された。 |
重 量:35t |
乗 員:5名 |
武 装:12.8cm K L/61×1、7.92mm MG34×1 |
装 甲:砲塔前面50mm〜一部上面15mm |
エンジン:Maybach HL116(直列6気筒 排気量11.048P 300HP/3300rpm) |
速 度:25km/h |
航続距離:-km |
無 線:FuG5 |
寸 法:全長9700mm×全幅3160mm×高さ2700mm |
備 考:製造はHenschel社及び、Rheinmetall-Borsig社 |
↑12.8cmSfL/61の戦闘室内部。写真を見てもわかる通り完全なオープントップでは無く左の砲 手側と右の観測手側の天井が一部張り出している。中央の巨大なものは駐退器である。12.8 cmL/60は弾芯重量26.4kgの40式徹甲弾を使用した場合、砲口初速880m/s、衝角90度での 貫通力は500mで176mm、1500mで132mmであった。 ↑観測手側から後部をみたもの。左右の丸いラックは砲弾ラックで 左右合わせて18発分ある。比較的余裕がある戦闘室であったと言う。 |
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