十年式手榴弾

Type10 Grenade

第一次大戦のヨーロッパにおいて使用されていた手榴弾の情報により大正10年より製作されたもの。弾体は鋳鉄製で縦横に溝があり、爆発の際の破片効果により人馬を殺傷する目的を持っていた。中心の遅延点火薬筒の頭部には発火装置があり、これに真鋳製の安全被帽と安全栓がある。使用にあたっては、まず安全栓を引き抜き頭部を打撃して点火し投擲する他、底部に着脱式の装薬室を付ければ十年式及び八九式擲弾筒でも発射出来た。後の九一式手榴弾の原型となり、よく似ているが弾体縦の切り込みが上部まで切れていることで区別できる。


九一式手榴弾

Type91 Grenade

満州事変にて使用された十年式手榴弾を改良し安全性を高めた破片用手榴弾。手投げのほか、擲弾筒、小銃擲弾機でも使用出来た。縦横に凹凸が付いた弾体上部にある点火用の激針部はスプリングによって浮動状態になって雷管部を分離されており、安全栓によって固定されている。手で投げる場合は安全栓を抜き激針頭部を鉄帽や靴など硬い物体に打ち当てて激針によって雷管に強打点火し、これを信管内の遅延薬に伝火させてから投擲するが数秒後に遅延薬から起爆薬に伝火して、これの爆発と同時に本体の爆薬に伝火して爆発する。十年式と同様に擲弾筒による発射も可能であった。
全 長:12.5cm(薬室含む)、弾体のみは9.6cm
直 径:5.1cm
重 量:530g(装薬室含む)
火 薬:62g
遅 延:7〜8秒
信 管:雷管打撃式遅延信管
射 程:約190m(八九式擲弾筒使用時)
備 考:-


九七式手榴弾

Type97 Grenade

戦場での手榴弾の需要が増えるにおいて、擲弾筒・手投兼用手榴弾ではなく手投専用の手榴弾が急遽昭和12年より生産されることとなった。これが九七式手榴弾である。また既存手榴弾が擲弾筒でも使用できるようにしたため遅延時間が長すぎ、敵兵に投げ返されるのを防ぐ為に、この時間も短縮改良された。擲弾筒では使用できなかったが太平洋戦争における日本陸軍の代表的な手榴弾となった。
全 長:10cm
直 径:5cm
重 量:450g
火 薬:TNT62g
遅 延:4〜5秒
信 管:雷管打撃式遅延信管
備 考:-


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