昭和１６年計画艦。鶴見において昭和１９年７月３１日竣工、横須賀防備戦隊に編入。同年９月１５日第一海上護衛隊に編入され門司〜シンガポール間の船団護衛に従事。昭和２０年１月１２日、サンジャック付近にてアメリカ軍機の攻撃を受け損傷、横須賀で修理を行った。同年３月より上海、青島、鎮海方面にて船団護衛に従事。終戦近くに大湊に回航を命ぜられ航行中に終戦を迎えた。昭和２０年１１月３０日除籍。同年１２月１日掃海艇に指定、昭和２１年７月１０日掃海母艦に指定変更、昭和２２年１２月２日指定解除、同年１２月２６日海運総局に移管、中央気象台定点観測船となり「鵜來丸」と命名、昭和２９年１月１日海上保安庁に編入、巡視船「さつま」と命名。昭和４０年１１月２４日海上保安庁から除籍。

昭和１６年計画艦。鶴見において昭和１９年８月１６日竣工。呉防備戦隊に編入されて訓練に従事。同年１０月３日、第一海上護衛隊に編入。同年１０月８日、門司を出港、上海をへてマニラに船団を護衛し、ついでオルモック輸送作戦に参加。同年１１月１８日にパラワン島沖でアメリカ軍機の空襲を受け損傷したが、そのままシンガポールへ船団護衛を行った。昭和２０年１月１４日に呉に帰港した後は、門司〜基隆間の船団護衛、４月より上海、青島方面の船団護衛に従事した。６月より日本海方面で船団護衛に従事していたが、７月３０日に舞鶴においてアメリカ軍機の空襲を受け大破、同年９月１５除籍された。昭和２３年に解体。

昭和１６年計画艦。鶴見において昭和２０年４月８日竣工、呉防備戦隊に編入。七尾湾にて訓練整備後、同年７月４日より大湊、稚内方面において船団護衛に従事。北海道より七尾へ船団護衛中、終戦となり同年８月２２日舞鶴へ入港。同年１０月５日除籍。昭和２２年９月１０日にイギリスへ引き渡し、その後１２月２０日までに三菱重工広島造船所にて解体された。船体は同造船所の浮桟橋となり昭和５７年まで存在。