海防艦 鵜來型(甲型)
[Ukuru Class ]
[志賀、伊王]

昭和18年時の海上護衛艦不足の打開の為に設計された量産型航洋護衛艦。本型は強力な対潜水艦能力を持っており、電動式揚爆雷筒で爆雷を自動的に甲板に送りだし18基の投射機等を使って高速に投下する方式など世界でも例をみない機能を持っていた。しかし主機に選定した22号10型ディーゼルエンジンの量産が捗らず艦体構造を簡略化し容易に量産できるようにしたわりには艦自体の生産は捗っていない。

志賀
[Shiga]

昭和18,19年度計画艦。昭和20年3月20日竣工、呉防備戦隊に編入。豊後水道にて対潜訓練に従事。昭和20年4月12日舞鶴に回航され同年4月22日より七尾湾にて訓練に従事、対馬方面での哨戒に従事中、終戦を迎える。昭和20年11月30日除籍、同年12月1日に掃海艦に指定、昭和21年11月1日にアメリカ軍連絡船に指定、昭和22年12月31日解除。後に運輸省に移管、昭和25年12月31日中央気象台定点観測船となり『志賀丸』と命名、昭和29年1月1日に海上保安庁に編入、海上保安大学練習船となり『こじま』と命名。昭和39年5月6日、海上保安庁を除籍。後に改修され昭和40年8月31日に千葉市海洋公民館となるが平成10年に老朽化の為、解体。解体に至るまで保存活動は続けられたという。

伊王
[Iwo]

昭和18,19年度計画艦。昭和20年3月24日竣工、呉防備戦隊に編入、七尾湾にて対潜訓練に従事、以後同方面で行動。昭和20年7月15日八戸湾外でアメリカ軍艦載機の空襲を受けたがほとんど被害はなく終戦を稚内で迎えた。昭和20年10月5日除籍、同年12月1日特別輸送艦に指定。昭和23年5〜7月に解体。

基準排水量 940トン
全   長 78.77m
     9.1m
吃   水 3.06m
主   機 艦本式22号10型 ディーゼル機関×2(2軸、4200馬力)
乗   員 150名
速   力 19.5ノット
兵   装 12cm連装高角砲1基、同単装高角砲1基、25mm連装機銃2基、94式爆雷
      投射機2基、3式爆雷装填機2基、8cm迫撃砲1基、爆雷投射機他、22号電波
      探信機、13号電波探信機、93式水中探信機または3式中探信機等装備、2式
      爆雷または95式爆雷120個、等々。
備   考 爆雷兵装以外は日振型とほぼ同じ。


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