昭和16年度計画艦。昭和18年8月10日、三井玉野にて竣工、呉鎮守府に編入。呉に回航後整備作業に従事。同年8月25日に第一海上護衛隊となり門司〜高雄間の船団護衛に従事しついで、サイゴン〜マニラ方面に行動した。同年11月23日、アメリカ潜水艦ガジョン（Gudgeon）の雷撃を受け沈没。昭和19年1月5日除籍。

昭和16年度計画艦。昭和18年9月28日に日立桜島にて竣工。横須賀防備戦隊に編入後、室蘭への船団護衛に従事。同年11月1日、第四艦隊第二海上護衛隊となり、横須賀〜トラック間の船団護衛に従事。昭和19年3月、東松三号船団を護衛してサイパン、パラオ、ダバオ、マニラと行動し6月に佐世保に帰投。同年9月12日、シンガポールより門戸に向かう船団を護衛中、海南島東方海域でアメリカ潜水艦グローラー（Growler）の雷撃を受けて沈没した。昭和19年11月10日除籍。

昭和16年度計画艦。昭和18年6月28日竣工。横須賀鎮守府に編入後、未完成のため残工事作業。同年7月15日、第四艦隊第二海上護衛隊となり、横須賀〜トラック間の船団護衛に従事した。昭和19年4月10日、第一海上護衛隊に編入、門戸、マニラ、海南島方面に行動。同年7月10日、大湊鎮守府に編入され北海道方面において船団護衛に従事。昭和20年1月末より佐世保方面に行動し同年3月1日に石垣島付近にてアメリカ軍機の攻撃を受け中破、佐世保で修理後再び大湊方面に回航された。7月15日、八戸港外でアメリカ軍機の攻撃を受けたが終戦を大湊で迎えている。昭和20年10月5日に除籍。同年12月1日特別輸送艦に指定、昭和22年7月16日にイギリスに引き渡し後解体された。

昭和16年度計画艦。日立桜島造船所にて昭和18年11月20日竣工、第二海上護衛隊に編入。横須賀〜トラック間の船団護衛に従事後、昭和19年4月27日、東松第六船団を護衛してサイパンに同行した。同年7月より硫黄島、父島、八丈島への船団護衛、魚雷艇護衛に従事。昭和20年2月26日に伊豆大島東方にてアメリカ軍機の攻撃を受け損傷、女川港にて同年8月9日、再度アメリカ軍機の攻撃を受け沈没した。同年9月15日除籍。

昭和16年度計画艦。三井玉野にて昭和18年11月30日竣工、第二海上護衛隊に編入、横須賀〜トラック間の船団護衛に従事した。昭和19年3月より東松船団を護衛してサイパンに同行、ついで東松五号船団で給油艦の護衛でサイパン、パラオ、パリクパパンへと同行し第一機動部隊第三補給部隊の護衛に従事した。同年10月、第一海上護衛隊に編入され門司〜シンガポールの船団護衛に従事、昭和20年1月31日、カムラン湾沖でアメリカ潜水艦（不明）の雷撃により中破、シンガポールで修理後、海南島〜香港の船団護衛中、同年4月3日、香港にてアメリカ軍機の空襲で大破着底。引き上げ修理中に終戦を迎えた。昭和22年５月3日除籍。

昭和16年度計画艦。浦賀にて昭和18年10月30日竣工、第一海上護衛隊に編入後、本土〜シンガポール間の船団護衛に従事。昭和19年3月に給油艦を護衛してパリクパパン〜サイパンを往復、同年9月より再び、本土〜シンガポールへの船団護衛を行った。昭和20年8月1日より舞鶴より出航後、朝鮮方面に行動、同年8月15日、元山沖で触雷により沈没（「元山沖でソ連軍機の攻撃を受け沈没」との資料もある）。同年9月15日除籍。

昭和16年度計画艦。浦賀にて昭和19年2月27日竣工、呉防備戦隊に編入後、訓練に従事。同年3月20日に連合艦隊付属となり4月6日より東松第五船団を護衛して横須賀〜パラオの船団護衛に従事、4月27日にパラオ湾口にて不明潜水艦の雷撃を受け中破、マニラをへて6月17日に佐世保に帰投し修理を行った。同年9月より門戸〜シンガポール間の船団護衛に従事、昭和20年3月より大湊方面にて行動した。同年6月22日に北海道西方の小樽沖にてアメリカ軍潜水艦（不明）の雷撃を受け艦首切断、小樽港にて終戦を迎える。同年11月30日除籍。